位置出しソリューション活用事例 / 株式会社パックシステム
2024年2月5日

リフォーム施工の新しい工法を確立するために

『楽位置』と『楽墨』でフローリング材プレカット工法の作業効率向上を目指す

東京都品川区の株式会社パックシステム様は、1977年創業のリフォーム会社で、現在は中古のマンションを購入後にリノベーションし再販するといった事業を中心に展開されています。同社はこの度、高精度位置出し機『楽位置』と位置出し誘導アプリ『楽墨』を導入されたとのことで、代表取締役の龍岡実(たつおかみのる)様と、施工を担当されているプロジェクトリーダーの内原健介(うちはらけんすけ)様にお話しを伺いました。

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再生時間【3:29】

『楽位置』と『楽墨』を導入されたきっかけをお教えください。

龍岡社長:マンションのリフォーム施工には、新築とは違う課題があります。周囲にお住まいの方がいらっしゃる中での施工になりますから、例えば「音を立てない」「ごみを出さない」「工期は短く」など、“如何に周りにご迷惑をかけずに施工するか。どこまで現場の作業を減らせるか。”というものです。そこで、当社は以前からフローリングについては部材をプレカットして現地へ持って行くという作業を行っていました。プレカットなら、普通の家でフローリングだけ張り替えたい場合、1日かからずに、音もなく、ごみもなく施工が終わります。施主の方からはびっくりされますね。

ただプレカットを行うには図面を起こす必要があり、かなりの時間を掛けて現況の計測を行っていました。この計測作業を、熟練者でなくても機械的に簡単に行える方法は無いかと試行錯誤していた中で、トプコンの『楽位置』と『楽座』に出会ったのです。両社の技術・ノウハウを持ち合わせれば、精度の高い工法が構築できると確信が持てましたので、導入して実地検証を行っているところです。

使われた印象はいかがでしょうか?

内原様: 今まで図面作成のための計測は、最低2人で行っていましたし、人が目盛りを読んで、紙に書いて、それをソフトウエアに入力するといった、いわゆる手作業で行っていました。ですから、どうしても読み間違いや書いた文字が不明瞭などのヒューマンエラーが原因で起こる部材ロスがありました。『楽位置』と『楽墨』を使うと1人で計測が行え、しかもデジタルで記録されるので、そのような人的なミスが無くなる点が一番良い所だと思います。また計測作業時の肉体的負担が軽減される点も良いですね。手で測る場合は腰を屈めて測る、それを100も200もやるわけですから、体にかかる負担が大きかったのです。『楽位置』での計測は全て立ったままで行えるので、その点でも従来方法と比較して改善されているのかなと感じています。

最後に将来のビジョンをお教えください。

龍岡社長: 誰が測ってもしっかり精度が出せるようになれば、他のリフォーム業者にこのシステムで測ってもらい、計測データを送ってもらって、我々がフローリング材をプレカットして出荷するという仕組みが構築できればと考えています。これにはリフォーム業者へのメリットもあります。現在フローリング材は出荷が一坪単位なので、「最後に1枚だけ欲しい」となっても一坪分購入しなくてはなりません。この仕組みなら使う分だけ出荷できますから、業界の構造を変えることができるかもしれませんね。

インタビュー対象者

代表取締役

龍岡実 様

プロジェクトリーダー

内原健介 様

ユーザ名:株式会社パックシステム
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