「GNSSモデル連携」に関する特許を取得しました
2025年6月23日

BIM/CIMクラウド「KOLC+(コルクプラス)」を提供する、株式会社コルク(東京都豊島区、代表取締役:堤正雄)は、リアルタイムデジタルツインをノーコードで現場導入できる「GNSSモデル連携」に関連する特許を取得しましたので、お知らせいたします。

特許取得技術について

本技術は、GNSS(全球測位衛星システム)や測量機器で取得した位置情報と、デジタルツイン空間上の3Dモデルをノーコード(ユーザー操作)で紐づけ、3Dモデルの姿勢を制御(移動・回転)する仕組みとなります。

従来、GNSSなどの位置情報とデジタルツイン上の特定の3Dモデル(重機や橋桁など)を連動させるには、導入現場ごとに個別にプログラムを修正する必要がありました。例えば、GNSS端末の取付位置が現場条件や日程によって変わることもあり、その都度エンジニアがコードを修正する必要があるため、リアルタイムデジタルツインを導入するには相応のコストがかかるとともに、横展開しにくいという課題がありました。

本技術を導入することで、エンジニアを介さずに、現場のタブレット端末だけで3Dモデル連動を管理できるようになります。低コストでスケーラブルな運用環境を実現する上で、本技術は非常に重要な要素となります。

特許情報

特許番号: 特許第7693252号
発明の名称:3D表示システム、3D表示方法、及び3D表示プログラム

特許権者: 株式会社コルク

登録日:  2025年6月9日

発行日:  2025年6月17日

KOLC+「GNSSモデル連携」について

リアルタイムデジタルツインをノーコードで現場導入できるクラウドサービスです。高精度測位サービス(RTK-GNSS)の経度緯度だけでなく、自動追尾トータルステーションなどの公共座標(平面直角座標)も連携可能な仕組みにすることで、ミリメートル精度でのモデル連動も可能になりました。KOLC+のデジタルツイン上にプロットされた座標点をつかんで、対象モデルの取付位置にドラッグ&ドロップするだけで両者を関連付けてモデルを連動できます。1つのモデルに2つの座標点を紐づければ、モデルの回転も制御できます。

GNSSなどの座標点と3Dモデル(重機)をノーコードで関連付けてモデル連動を開始している様子
AWS S3のAPIを利用した位置データ連携に対応したことで、独自開発システムとも連携しやすくなりました。
KOLC+画面上での利用イメージ

 

導入事例やAPI連携可能なサービスについては、以下の製品ページをご確認ください。
https://s.kolcx.com/gnss-sync-bim

※ モデル提供:国土交通省 四国地方整備局 波川高架橋工事

詳しくは、コルクのウェブサイトで。

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