Archicad事例●スズケン一級建築士事務所
2023年7月10日


スズケン一級建築士事務所 代表の鈴木貴詞さん
善光寺公認案内人でもある。

善光寺門前町に事務所を構える鈴木貴詞さんは、長野に移住して12年が経つ。もとは東京・目黒でアトリエ設計事務所を営んでいたが、家族で子どもにとって環境の良い長野に移住を決めた。鈴木さんが現在抱えている仕事は、5案件。一人で回すにはあり得ない数だが、それが実現できるのには理由がある。

ひとつはArchicadの導入、もうひとつは学生アルバイトの起用。鈴木さんがArchicadを購入したのは2015年のことだ。「購入後しばらくは、操作を試してみたり本を読んで勉強してみたりと、練習だけを繰り返している状態でした。ところがその翌年、京都の小さな町のプロポーザル方式の案件が入ったので、これを機に意匠、構造、設備までフルBIMでやってみようかと」それは、夏にコンペがあり竣工が年度末という超短期スケジュールのリノベーション案件だった。

役所仕事なので、とにかくスケジュールが命。「ところが、実施設計も終わっている段階で、繋がっていた建物を切り離すという大きな変更が入ったんです。平面図から立面図、展開図、構造まですべてに絡むことなので、普通にやればどんなにがんばっても2週間はかかる作業でしたが、変更期間はたったの3日。それがArchicadを使うことでなんとかやりきることができました」部分的に使うのではなくフルBIMで、一つのファイルでまとめて作業していたからこそ実現できた。これが、BIMモデルのメリットを強く実感する出来事だった。

鈴木さんは毎年夏休みに、大学2年生向けに無料BIM講座を開催している。2年目からオンラインにすると、信州大学以外の学生たちも参加するようになった。学生はグラフィソフトの教育無償プログラムを利用して、ダウンロードしてから参加する。

続きは、グラフィソフトジャパンのウェブサイトで。

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