Archicad、BIMxがバージョンアップ! Revit用ファミリを読み込む機能も登場
2021年2月2日

Archicad Keeps Getting Better

建設産業をリードする設計者のためのBIMソフトウェアソリューションを提供するグラフィソフトジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長コバーチ・ベンツェ)は、『Archicad 24アップデート2』、『BIMx Desktop Viewer』の新バージョン、そして新しいアドオンツールとして『RFA & RVT Geometry Exchange Add-on for Archicad』を2021年2月2日(火)に国内でリリースすることを本日発表しました。これに加えて、株式会社日建設計、GRAPHISOFT SE、グラフィソフトジャパン株式会社の間で2013年から継続している戦略的パートナーシップの新たな成果として誕生した二つのアドオンツールが、保守契約者のためのアドオンセットである『VIPツール』の新バージョンとして同日にリリースされます。

このリリースは製品バージョンのライフサイクルのなかで継続的に品質と機能面における改善を提供するというGRAPHISOFTの新しいアプローチに沿ったものです。Akos Pfemeter(プロダクトサクセス副社長、GRAPHISOFT SE)は次のようにコメントしています。

「私たちはユーザーのニーズと市場のトレンドに素早く反応し、継続的に製品の改善を行うことを重要だと考えています。継続的に価値を提供することを目指していて、これは多くのユーザーが歓迎していただいています。」

Archicad 24 アップデート2

2020年10月5日に国内でリリースされた『Archicad 24』では、意匠、構造、設備による統合デザインに加えて、OPEN BIMのデータハブへ成長したBIMcloudによって、設計と施工の段階における新たなBIMのワークフローを提案しています。アップデート2では、このワークフローをさらに強化するために、次の新機能が加えられました。

案件管理の改善:BCFでも機能するカスタム定義のタイプタグを使用した、強化された案件管理と並べ替えにより、プロジェクトの履歴をすばやく確認し、変更を強調表示できます。

設備機能の改善:事前定義された曲げ半径と改善されたルーティング制御により、より高速で直感的なMEPルーティングワークフローを実現します。

構造機能の改善:強化されたマテリアルマッピングや自動断面形状マッピング、またすぐに使用できるトランスレータにより、構造との調整が向上し、より直感的な解析モデル変換と双方向ワークフローの改善を実現します。

『Archicad 24 アップデート2』の詳細とダウンロードはこちら

BIMx Desktop Viewerの新バージョン

いつでも、どこでも、BIMプロジェクトに容易にアクセスするためのビューアアプリケーションであるBIMxでは、パソコン環境で利用できる『BIMx Desktop Viewer』の新バージョンにも、図面情報へのアクセスや図面とモデル間の直感的なナビゲーションなどの機能が加えられました。これにより、BIMxはiOSおよびAndroid端末、ウェブブラウザー、そしてWindowsとMacのデスクトップ環境すべてにおいて、同じ機能性とインターフェイスで利用が可能になりました。BIMxは、より多くのシーンでユーザーの多様な働き方をサポートします。

『BIMx Desktop Viewer』の詳細とダウンロードはこちら

RFA & RVT Geometry Exchange Add-on for Archicad

『RFA & RVT Geometry Exchange Add-on for Archicad』を利用することで、ArchicadとRevitの間の参照モデルワークフローが強化されます。主な機能は次の通りです。

RFAファイルのインポート:ArchicadへRFAファイルをインポートすることで、ArchicadユーザーはRFA形式で提供されるオブジェクトの形状とプロパティ情報を活用することが可能となります。

RVTファイルのインポートとエクスポート:ArchicadへRVTファイル形式のモデル形状とプロパティ情報をホットリンクまたはインポートすることができ、ArchicadからRVTファイルとして、モデル形状とプロパティ情報のエクスポートが可能になります。形状は編集できないものとしてインポート/エクスポートされ、参照することを目的にしています。

『RFA & RVT Geometry Exchange Add-on for Archicad』の詳細とダウンロードはこちら

VIPツールの新バージョン

株式会社日建設計、GRAPHISOFT SE、グラフィソフトジャパン株式会社の間で、2013年から継続している「戦略的パートナーシップ」の新たな成果として誕生した二つのアドオンツールが、保守契約者のためのアドオンセットである『VIPツール』の最新バージョンに加えられました。

耐火等級グラフィカルラベル:

確認申請図面における防火区画などの区画ラインの作成を効率化します。壁の耐火性能のプロパティにより耐火等級ラベル(区画ライン)を配置するとともに、壁の変更への追従、端部のT字などの表現、開口部における区画ライン表記などに対応しています。

プロパティによる表現の上書き:

要素のプロパティによる色分け図の作成を効率化します。専用の設定画面である『表現の上書きジェネレータ』を利用してプロパティを選択し、同一画面で表現の上書き方法を設定することで、これまでは複数の画面を利用する必要があった設定を効率化します。

これらの新しいツールにより、確認申請におけるBIMデータの活用、そしてプロパティ情報などのBIMの「I」の有効利用を、今後さらに加速化できるようになります。パートナーシップ当初からのコンセプトであった「日建設計のBIMの経験とノウハウ」、そして「GRAPHISOFTのソフトウェア開発における知見や技術」を掛け合わせることで、BIMを活用し、建設業界の生産性向上への取り組みを進めています。今後も、この度リリースするツールの拡張、そして新たなツールの公開をご期待ください。

『VIPツール』の詳細とダウンロードはこちら(ログインが必要)

戦略的パートナーシップの一環として、過去には以下のソリューションを公開しています。

戦略的パートナーシップについての情報はこちら

詳しくは、グラフィソフトジャパンのウェブサイトで。

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