ビルトインのパラメトリックデザインツールをリリース
2021年5月17日

建設産業をリードする設計者のためのBIMソフトウェアソリューションを提供するグラフィソフトジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長コバーチ・ベンツェ)は、macOSとWindows、どちらのArchicad ユーザーも利用できる、ビルトインのパラメトリックデザインツールPARAM-Oを2021年4月26日(月)に国内でリリースすることを本日発表しました。

PARAM-Oは、建築家に配慮して開発された使いやすいグラフィカルインターフェイスを通じて、カスタムオブジェクトと建築部材の迅速な作成を可能にします。GDLコードやスクリプトの記述は不要です。

PARAM-O アップデートリリース

2020年7月にArchicad 24 Windowsのテクノロジープレビューとして最初に導入されたPARAM-Oが、最新のアップデートによりmacOSでも利用可能になります。今日の発表は、品質および機能向上が出来次第リリースするというGRAPHISOFTのアプローチに沿ったものです。同社ソフトを使用中のユーザーは、プロジェクトの途中でも、アップグレードにより最新の性能をご利用頂けます。

建築家とデザイナーは、PARAM-Oを通じて、バリエーションの制約なく、素早くパラメトリック建築部材を作成できます。建築学の学生は、独自の形状とフォームを迅速に簡単に作成し、様々な設計や形状を試行できます。次世代型設計のための次世代ツールとして、PARAM-Oを活用できます。

大手設計事務所や建設会社は、PARAM-Oで作成されたオブジェクトのパラメトリック機能により、社内の設計およびドキュメント規格に準拠した、再利用可能な、製造者固有のカスタムオブジェクトライブラリを開発でき、時間とリソースを削減することができます。

ニューヨークのLeroy Street StudioのBIMマネージャー、Peter Konczは「PARAM-Oの機能を高めるのはノードです」と述べています。さらに「私たちはあらゆるプロジェクトの細部に至るまで綿密に設計を行うので、多くのカスタムコンポーネントを構築する必要がありますが、PARAM-Oのおかげで、コードを書かずに再利用可能なパラメトリックオブジェクトを作成できるため、迅速かつ容易に多くのコンポーネント構築が可能となりました。」と述べています。

今回のアップデートでは、その他に、統合デザインワークフローの拡張も注目すべき点です。定義済み、あるいはカスタマイズされたExcelデータベースファイルで、エクスポート時に、製造プロファイルをSAF断面に自動的にマッピングできるため、手作業によるマッピングよりも時間を削減し、効率的な作業が可能です。同じデータベースファイルは、インポート、エクスポート、また双方向に利用できます。

GRAPHISOFT SE、ソフトウェアサクセス副社長Zsolt Kerecsenは、「当社のコミットメントである、ソフトウェアソリューションの継続的な改善は、ユーザーのニーズに応える上でのキーポイントです。今日の目まぐるしく変化する環境で、イノベーションの中心は、敏捷性でしょう。」と述べています。

PARAM-Oについての詳細および最新版のアップデートの詳細はこちら

VIPツールの新バージョン

ホットリンクモジュールのプロパティの更新
新しいプロパティアップデートアドオンでは、プロパティデータをスプレッドシートによってインポートする既存のワークフローが強化され、ホットリンクモジュール要素(およびホストファイルの要素)のプロパティを更新できるようになります。

既存のワークフローには制限事項があります。ホットリンクモジュールの⼀部である要素など、ホストプロジェクトの使⽤不可能要素には、プロパティデータをインポートできません。強化されたプロパティアップデートアドオンでは、この制限事項がなくなります。[ プロパティ値をインポート] コマンドでは、ソースモジュールが使⽤可能であれば、ホストファイルのホットリンクモジュールインスタンス(ネストされたモジュールも含む)の要素のプロパティも更新できるようになりました。

VIPツールについての詳細および最新版のアップデートの詳細はこちら

詳しくは、グラフィソフトジャパンのウェブサイトで。

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