ミネート作品
審査員の方々による厳正な審査の結果、合計13作品をノミネートいたしました。
VR-Cloud®による一般投票は11月5日(金)~14日(日)まで開催いたします。
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株式会社新日本コンサルタント
新設交通信号機視認性VRシミュレーション
小学校前の横断歩道橋について、老朽化に伴う対応が求められている。利用者の大半は小学生であり地域住民の横断手段としても利用度が高い為、歩道橋拠撤去の代替として歩行者用信号機の設置が検討された。本データでは現況と計画案を作成し、隣接する信号機との視認性について運転者目線でのシミュレーションを行っている。 -
中国交通運輸部公路科学研究院
高地山岳高速道路の交通安全VRシミュレーション
高山地域の高速道路プロジェクトのVRデータ。30kmの連続する下り坂の中で95%以上が橋梁とトンネル、さらに橋梁の半数はインターチェンジとU型のジャンクションになっている。トンネル内の出入口もあるなど特殊な構造のため、VRで走行環境の安全検証を行った。舗装の色や標識の誘導性、安全施設の改善についても検証している。 -
阪神高速道路株式会社
阪神高速1号環状線安全対策周知VR
分合流が複雑で交通事故が多発していた阪神高速1号環状線に対し、リニューアル工事にて一新する道路案内や分合流形状を現況再現と共にVR化。湊町JCTから中之島JCTまでを対象に、案内標識等の表示改善や分合流がスムーズになる区画線改良、カラー舗装などの変更点や注意情報を、利用者に向け周知する広報資料として活用する。 -
秋田県にかほ市 / 株式会社テクノス秋田
にかほ市北前船再現VRシミュレーション
にかほ市への来訪意欲創出を目的に作成。同市は、北前船の文化財が数多く残っており、日本遺産に認定されている。江戸~明治時代頃に航行していた、にかほ市沖の北前船の様子を再現。鳥海山を望む視点でのVR航行体験も可能。今後、F8VPSによる来訪前の体験VR、鳥海山の過去の山体崩壊を体験可能なARを展開予定。 -
ソウル市立大学校
好みのタイプの自律走行に関する研究用VR
シミュレーション自律走行アルゴリズム開発の参考にするため、自律走行車のドライバーが好む運転パターンを見つけるための研究を行いました。同じルートで運転パターンが異なる4つの自律走行シナリオを作成し、被験者に最も良いシナリオを答えてもらいました。TTC、車間距離、加減速度、車線変更頻度などの変数設定への活用が期待できます。 -
株式会社ティーネットジャパン
測量VRトレーニングシミュレーション
TSなどの機材を使用した測量作業のトレーニングを行うためのVRシミュレーション。シナリオ機能を使用し、据え付けから計測までの一連の流れや機材の操作手順などを習得できるコンテンツを制作した。VR-Cloudによりインターネットを通じてトレーニングを行うことで、コロナ禍における社員教育に役立っている。 -
台北市政府交通局
交通安全宣伝用-バス運転シミュレーションシステム
このシステムは、バスの運転状況をシミュレーションし、バス運転手の視角と車外からの俯瞰的な視角を比較することで、バス(大型車)の運転手と他の車両・通行人との視野の違いを体験者に実体験で理解させます。さらに、大型車の死角や内輪差を認識することで、実地の危険箇所への接近が避けられ、交通事故の減少につながります。 -
アカマツ株式会社
四国初!ニューノーマルな時代へ
「アカマツハイブリッド展示会」四国初となるリアルとバーチャルのハイブリッド展示会を開催しました。F8VPSを利用したバーチャル会場ではOA機器やサブスクリプション製品を中心に、資料閲覧やプロモーション動画の再生、商品の鑑賞などができます。出展社によるセミナーコーナーや、抽選、アンケートも盛り込み、2日間で延べ1000人以上の方がアクセスするなど、販売促進に役立てられました。 -
国家災害防救科技センター
VRによる災害シーン作成及び洪水シミュレーションの解析データ表示
防災訓練の効果を高めるため、既有の災害情報サイトの洪水演習プラットフォームにVRを導入し洪水シミュレーションを可視化。台湾の荖濃渓や清水渓、寶來渓などの3D地形モデルと本センターで開発した洪水警報システムを基に河川氾濫の被害をシミュレーション。360度動画とVR-CloudによりVRデータを公開。 -
ソーラーカナモリ株式会社
乳川小水力発電所計画
本VRは北アルプスの麓、国営あづみの公園の上流部における小水力発電計画での漁協への説明会用として作成した。森や岩、川の流れなど自然物の表現に苦心した。DNA調査や文献調査を組み合わせた可視化を試み動画で説明した。 -
国土交通省 国土技術政策総合研究所
インフラDX研究の最先端
~バーチャル国総研と4KVRシミュレータ~インフラDX推進の一環として南北3kmにおよぶ国総研の敷地全体をVR化しました。多数ある施設の外観や試験走路を再現し、広報に活用しているほか、大型4KVR立体視DSも導入し、部門間での研究のプラットフォームとしての利用を目指しています。VRはF8VPSで公開され、敷地のバーチャルツアーや実験の動画を見ることができます。 -
中日本高速道路株式会社
高速道路梯団除雪訓練シミュレータ
除雪車両オペレータ育成を目的とした訓練シミュレータを開発した。実車両に近い感覚での訓練を行うため、高速道路の道路環境を再現し、走行位置の正確性や車間距離など必要な診断を行うことができる。複数台で行う梯団除雪訓練として3台のシミュレータが連携するが、他車両を自動制御とすることで最低1人での訓練も可能。 -
前田建設工業株式会社
交通シミュレーション解析による土砂運搬計画
建設現場における土砂運搬時の最適な配車計画を策定するため、運搬土量と交通量調査に基づいたダンプトラックの運行シミュレーションを実施。実際の走行道路と交通状況をVR上に再現し、積込やタイヤ洗浄なども考慮した運行サイクルを4Dシミュレーションを用いて検証、事前協議や施工計画、安全対策に効果を発揮しました。
ノミネート作品審査会の様子
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フォーラムエイト東京本社セミナールームにて
ノミネート作品審査会を実施 -
ノミネート作品審査中の様子
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審査員 左から原口 哲之理 氏、関 文夫 氏(審査委員長)、傘木 宏夫 氏
概要
開催スケジュール
- 作品応募締め切り
- 2021年10月15日(金)
- ノミネート作品審査会
- 2021年10月26日(火)
フォーラムエイト東京本社
- 一般投票期間
- 2021年11月05日(金)~14日(日)
クラウドによる投票
- 受賞作品本審査会
- 2021年11月16日(火)
フォーラムエイト東京本社クラウド一般投票による順位点および特別賞順位点により審査員が選考 (審査員70%、一般投票30%の重み付けにより評価)。
- 各賞発表と表彰式
- 2021年11月17日(水)
品川インターシティホールFORUM8デザインフェスティバル2021
第20回 3D・VRシミュレーションコンテスト オン・クラウド 各賞発表と表彰式
審査員
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審査委員長関 文夫 氏
日本大学 理工学部
土木工学科 教授日本大学理工学部土木工学科卒業後、入社した大成建設にて土木設計部設計計画室に所属し、橋梁エンジニアとして設計・現場勤務を経て、道路構造物や河川、港湾、公園などのデザイン等に取り組む。2011年より現職。
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傘木 宏夫 氏
NPO 地域づくり工房 代表
環境アセスメント学会理事、自治体問題研究所理事、長野大学非常勤講師、木崎湖温泉開発株式会社取締役、長野県大町北高校学校評議員。著書に『仕事おこしワークショップ』(2012年)他。平成17年度地球温暖化防止活動環境大臣賞受賞。
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原口 哲之理 氏
名古屋大学 未来社会創造機構
客員教授京都大学大学院機械工学専攻修了後、トヨタ自動車にて主に実験分野で車両運動性能開発、企画分野で将来車両企画を担当。2011年より名古屋大学特任教授。現在客員教授。