第24回 3D・VRシミュレーションコンテスト、第4回システムオブザイヤー受賞結果発表
2025年11月24日

一般投票及び審査員の方々による厳正な審査の結果、グランプリ、2つの準グランプリ、2つのアイデア賞、エッセンス賞、3つの審査員特別賞および、VRシステムオブザイヤーが決定しました。2025年11月19日、品川インターシティホールに於いて、表彰式を行いました。

    ▲表彰式の様子
    (2025年11月19日 品川インターシティホールにて開催)

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    グランプリ(最優秀賞)

    愛媛大学

    メタバース教育プラットフォーム IMSS(インフラメンテナンス・スマート・シミュレーター)
      メタバース教育プラットフォーム IMSS(インフラメンテナンス・スマート・シミュレーター)は、RC橋梁の3D点群・BIM/CIM可視化・損傷劣化の近接目視点検シミュレーションなどを通じて、オンライン学習で土木技術者のインフラ点検スキルを学習するシステムであり、様々なインフラデータが蓄積され,インフラミュージアムとしても構築されている。
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    準グランプリ(優秀賞)

    東京都台東区

    大規模災害直後の帰宅困難者等初期避難シミュレーション
    台東区を舞台にした3D都市モデルのユースケースとして、災害時における浅草エリアの帰宅困難者避難シミュレーションを実施し、混雑や滞留が予想されるエリアの可視化や対策案の検証を行った。また、本データを地域住民等が参加するワークショップで提示し、避難誘導に関する指針策定の基礎材料として活用している。
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    準グランプリ(優秀賞)

    Advanced Institute of Convergence Technology

    UC-win/Roadを活用した自動運転リスク予測モデル検証SILS
    自動運転アルゴリズムとリアルタイムリスク予測モデルの安全かつ効率的な検証を可能とするSoftware- in-the-Loop Simulation (SILS) を開発した。UC-win/Roadのリアルタイムインターフェースを通じて、位置、速度、加速度、ブレーキ信号を外部予測モデルにストリーミングし、リスク予測をリアルタイムで可視化。バッチシミュレーションとデータ収集を自動化することで、再現可能な実験と定量的評価(例:シナリオカバレッジ、リスクスコアリングの精度)を支援。
    プラットフォームは、初期検証を仮想環境に移行することで、コストと安全リスクを低減し、アルゴリズムの反復を加速させるとともに、UC-win/Road上で自動運転および運転支援機能を検証するための再現性のあるワークフローを提供している。
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    アイデア賞

    秋田県男鹿市

    脇本城跡観光メタバース・AR体験コンテンツ
    史跡である脇本城跡の景観と、土地の起伏を体感できる赤色立体地図の3次元化イメージをメタバースで再現した。麓の登城口やかつての往来である天下道、内館地区等の風景を見ることができるほか、現地のQRコードとAR機能により騎馬武者が天下道を駆けるシーンや赤色立体地形の重畳表現を体験することができる。
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    アイデア賞

    三井共同建設コンサルタント株式会社

    『ChatGPT × UC-win/Road』~人間中心設計の観点からの都市計画立案におけるAI活用提案~
    従来、都市景観は専門家により定性的に決定されてきたが、公共空間の議論には国民の意見を反映した定量的検討が重要。そこで、全国の日本国民3000人を対象のインターネット調査結果回答を用いて、ChatGPTにより都市景観画像を定量的に生成し、UC-win/Roadで可視化する手法を提案。本手法は土木学会AI論文で報告している。
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    エッセンス賞

    関西大学 総合情報学部

    関大総情・メタバースオープンキャンパス
    高校生対象のオープンキャンパスをオンラインでも実現するためにメタバースを構築。「校風や雰囲気」の体験向上を目指し、高槻キャンパスの大小様々な施設を再現。教員アバターを写真からリアルに作成し、教員は自分のアバターで参加高校生とリアルタイム相談会を実現した。キャンパス全体の大規模な点群も表示可能となっている。
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    審査員特別賞 デザイン賞(関文夫氏)

    愛知県豊田市

    デジタルツインによるミライのまちづくり
    3D都市モデルや3次元点群データを基に道路や河川の整備、交通安全対策のミライを可視化し、住民や地権者説明に活用。また、シミュレーションに基づく信号調整により渋滞解消を実現。
    さらに、ミライを担う若者には、職場体験などの機会に、VRシミュレーション体験を通じて市政や建設業への関心を高める取組を行っている。
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    審査員特別賞 地域づくり賞(傘木宏夫氏)

    岐阜県恵那市

    東濃地域次世代モビリティ都市イメージ
    東濃地域6市において予定されている自動運転バスの運行イメージを表現した広報用の動画を作成した。リニア中央新幹線開通後を想定し、各地域の運行ルートや利用者層の説明、実際の場所における運行イメージを表現したほか、次世代モビリティを活用したスマートシティをイメージした近未来の東濃地域の姿も表現している。
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    審査員特別賞 Traffic simulation賞(原口哲之理氏)

    株式会社オリエンタルコンサルタンツ

    ミクロ交通SIMとDSのリアルタイム連携による道路改良検討
    都市高速道路のJCT周辺の道路構造や路面標示、案内標識等の改良検討のため、ミクロ交通シミュレーション(FAMS)とドライブシミュレーターをリアルタイム連携した施策評価実験を実施した。これまでDS実験では被験者は決められたシナリオを走行するため、1ケース目しか絶対評価が行えないという課題があった。本手法では様々な交通流をミクロ交通シミュレーションにより生成できるため、一人の被験者の複数回の走行を絶対評価として行うことができた。運転実験ログにより、車線変更位置と急減速について評価を行っている。
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    ノミネート賞

    University of Seoul(ソウル市立大学校)

    地上道路と地下道路における長距離運転中のドライバーの行動と生理的反応の比較分析
    全長20kmを超える地下高速道路の設計及び安全対策のため、長時間の運転における運転者のパフォーマンスと身体状態の変化を調査した。地上と地下に同一形状の道路を作成し、ドライバーの反応ログの分析やTobii Pro Glassesによる視線、瞳孔径、瞬き頻度を計測、認知レベルと覚醒度の指標としてシータ波およびベータ波活動を分析した。
    本プラットフォームは、UC-win/Roadのログエクスポート機能とVRベースの可視化機能を活用し、自動データ取得と没入型シナリオ提示を実現した。これらの機能により、システムは長距離地下ルートにおける運転者の作業負荷、安定性、生理的適応を評価するための安全で再現性のある環境を提供する。得られた知見は、長時間の閉鎖空間運転条件下における運転者の反応に関する実証的知見を提供することで、将来の地下高速道路の設計・運用を支援するものである。
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    ノミネート賞

    北部九州自動車産業グリーン先進拠点推進会議

    水素自動車運転体験シミュレータ
    水素社会をテーマにした体験コンテンツとして水素バス・水素トラックの運転シミュレーションを作成した。博多駅周辺の道路と景観を表現し、ディーゼル車との比較や江戸時代の風景をEV車で走るシーン、終盤は未来の福岡の姿としてドローン、ロープウェイ等の未来のモビリティを表現、福岡モビリティショー2023で体験展示した。
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    ノミネート賞

    株式会社マリンサポートエンジニアリング

    防潮堤整備施工シミュレーション
    防潮堤整備に併せて新たに排水機場を整備し、高潮時には排水機場内を浸水から防護する構造とした。これら一連の施工計画・施工手順を3D・VRシミュレーションで再現し、施工時の安全性や工程の確認、関係者機関の共有を効率的に行えるようにした。
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    ノミネート賞

    株式会社クリエイティブ・ラボ

    阪和道リニューアル工事 デジタルツインを用いた利用者視点の規制通行シミュレーション
    阪和道のリニューアル工事をデジタルツインで再現。橋梁の架け替えを通行止めせずに行う計画をVRで可視化。工程ごとの複雑な規制区間の変化に対して、交通流や運転者視点での通行をシミュレーションすることにより、予期せぬ渋滞の未然回避や利用者の安全性の事前検証を実現。施工管理以外への活用範囲の拡大が特徴。
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    ノミネート賞

    秋田大学

    8面プロジェクションによる大型XRシステム
    UC-win/Roadを中核のプラットフォームとして、横幅8m×高さ2.5m、前後・左右・床面に8台のプロジェクタによる大規模投影が可能なXRシステム。UC-win/Roadによるデジタルツインの構築・シミュレーション、360度動画再生、CTスキャンデータ(DICOM形式)の3DVR可視化に対応し、交通、環境、医療等の幅広い分野での活用を予定。
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    第4回VRシステムオブザイヤー

    松江土建株式会社

    GNSSによる3DVR除雪ガイダンスシステム
      RTK-GNSS測位システムから取得した位置情報とUC-win/Roadを連携した3DVRによる除雪ガイダンスシステムを構築。除雪グレーダ内に設置されたモニタで、実際の走行位置と連動したVR空間の映像を表示できる。マンホールや橋梁ジョイント手前等での注意喚起を実現している。縁石や車線境界の位置を視覚的に確認可能となっている。

     

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。

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