英国規格協会からISO19650に基づくBIM認証を取得
2022年2月15日

トランスコスモス株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役社長兼COO:奥田昌孝)は、2021年11月30日に、BSIグループジャパン(英国規格協会)からISO 19650-1およびISO 19650-2(※1)に基づく「意匠設計のためのBSI BIM Design & Construction Verification(検証)」 の認証を取得しました。BPO(※2)含めたアウトソーシング業界においては日本で初の認証取得となります。

2022年2月1日に行われた認証授与式 写真左より、トランスコスモス株式会社 専務執⾏役員 内村 弘幸、BSIグループジャパン株式会社 代表取締役社長 漆原 将樹
2022年2月1日に行われた認証授与式
写真左より、トランスコスモス株式会社 専務執⾏役員 内村 弘幸、
BSIグループジャパン株式会社 代表取締役社長 漆原 将樹

ISO19650は、BIMを基盤とした設計から建設、保守、廃棄まで、建設資産のライフサイクル全体にわたる情報マネジメントを行うための業務プロセスを示した国際規格です。

トランスコスモスは、従来より建設業界に向けてBIMのモデリングサービスを広く展開していますが、株式会社大林組様(以下敬称略、大林組)が推進する「ワンモデルBIM」全社一貫利用のモデリングパートナーとしてもサービスを提供しています。

大林組は、2021年8月に元請受託組織として、ISO 19650-1およびISO 19650-2に基づく「設計と建設のためのBSI BIM Design & Construction Verification(検証)」 の認証を取得しましたが、今回のトランスコスモスの認証は、元請受託組織である大林組のプロセスと連携する、受託組織としての取得です。

大林組とは、これまでもトランスコスモスとグループ会社である応用技術株式会社(本社:大阪市北区、社長:船橋俊郎)とともに、建設業界のBIMに関する共通情報基盤の構築を目指したアライアンスを締結し、大林組が開発したBIMのモデリングマネジメントツール「Smart BIM Connection TM」(※3)をトランスコスモスと応用技術が提供するtoBIMサービス(※4)を通じて展開するなど、BIMの普及活動を推進しています。応用技術においては、ISO19650に準拠したBIMプロセスの変革を支援するサービスを展開しており、今後さらにサービスの拡充を進めていく予定です。

トランスコスモスは、今回の取得により国際規格に準じたBIMモデリングを実行し、各プロセスの合理化・効率化を進め、さらなる生産性向上、品質向上をを目指します。

※1
ISO 19650は、BIMを含む、建築および土木工事に関する情報の統合およびデジタル化を規定
ISO 19650-1:2018は、BIMを使用した情報マネジメント:概念及び原則
ISO 19650-2:2018は、BIMを使用した情報マネジメント:資産のデリバリーフェーズ
ISO 19650-3:2020は、BIMを使用した情報マネジメント:資産の運用フェーズ
ISO 19650-5:2020は、BIMを使用した情報マネジメント:情報マネジメントへのセキュリティを意識したアプローチ

※2 BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)
企業活動における業務プロセスの企画・設計から実施までを専門企業に外部委託すること

※3 Smart BIM Connection TM(スマートビムコネクション)
大林組が開発したBIMモデリング状況を共有化するマネジメントツール

※4 toBIMサービス(トゥビムサービス)
トランスコスモスと応用技術共同で展開するBIMに関するトータルサービス

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