山陰地方にある島根県は、全国で2番目に人口が少ない地。建築業界者も限られたこのエリアで、積極的にBIMの導入を進めているメンバーがいる。地域密着型の総合建設業である松江土建と、明治10(1877)年から続く老舗、落合建具製作所だ。松江土建建築部営繕・積算課設計担当主任の佐藤さんは、島根県に拠点を置くグラフィソフト認定のArchicad ユーザーグループ「山陰Archicadフォーラム」の運営スタッフでもある。
「より質の高いパースを作りたいと考えてArchicadを導入しました。当時、会社としても初めてのBIMの取り組みでしたが、ユーザー会の仲間と一緒に勉強することができたので、とても心強かったです」
基礎的な知識を修得した佐藤さんは昨年、Graphisoft認定Archicad BIM Manager の資格を取得した。
「BIMを複数人で使うためにはルールが必要なことを感じていました。講座では、誰がいつ見てもわかるデータにするためには何をするべきか、そのノウハウを学びました。入力する人、そのデータをチェックする人、指示を出す人、そういう役割づくりや、目的を設定する必要性があることも理解できました」
BIMプロジェクトメンバーに任命されたのが、現場の仮設事務所にデスクを構えるIT・技術部IT推進課主任中島さんと、現場サポートとしてArchicad上で入力や干渉チェック、数量算出などを行う建築部工事課佐川さんだ。
「まずはBIMで何をどこまで作るのか、各現場で目標を決めるのが目下の課題です」
続きは、グラフィソフトジャパンのウエブサイトで。
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