土石流シミュレーションプラグイン・オプション Ver.3
2020年10月27日

プログラム概要

日本の地形は急峻で地質も脆弱であることから、頻繁に土砂災害が発生しています。土石流災害の土砂災害に占める割合は少ないものの、犠牲者の占める割合は多く、被害規模が極めて大きいことが伺えます。

土石流災害の防止・軽減策の有効な手段として、ハード対策としては、砂防堰堤の整備が挙げられます。また、ソフト対策としては、危険度が高い区域については、情報伝達や警戒避難体制の整備、地域住民への危険の周知を図るとともに、住宅等の新規立地の抑制、既存住宅の移転など検討も挙げられます。

本製品は、京都大学大学院農学研究科で開発された『土石流シミュレータ(Kanako)』をソルバーとして、弊社にて別途、プリ部およびポスト部を用意し、一連の処理で土石流解析を行うことができる『UC-1 土石流シミュレーション』と、解析用インプットデータの作成および解析結果を可視化するための『UC-win/Road 土石流プラグイン』を統合したシステムです。システムの構成および流れについては、下図のようになります。

▲土石流シミュレーションシステムの流れ

Ver.3.0.0 改訂内容<2020年 10月20日リリース>NEW

1.降雨強度とRoadの地形情報からハイドログラフの自動計算に対応
2.LandXMLの読み込みに対応
3.砂防堰堤の設計・3DCADとのデータ連携に対応
4.川幅の一括設定に対応
5.固定床および移動床の座標値設定に対応
6.プラグインにおける二次元領域の格子点数を200×200から300×300に拡張

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。

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