The 9th Cloud Programming World Cup ノミネート作品を発表
2021年10月25日

ノミネート作品決定

クラウド審査の結果、ノミネート作品が決定しました!11月18日(木)デザインフェスティバル2021 Day2にて、最終審査・表彰式が行われます。

  • エントリーNo.1 TRANSer

    Design of Interactive Simulation System for Autopilot Vehicle and Pedestrian
    • UC-win/Road 15.0をベースに、歩行者シミュレータ、インテリジェントブレスレット、eHMI早期警告システムを開発しました。歩行者シミュレータは、歩行者モーションキャプチャ、情報送信、情報フィードバックの3つの部分から構成されています。歩行者モーションキャプチャモジュールは、MCUプログラムを書くためにkeliを使用し、MCUモジュールを3Dプリントされたシェルに設置します。情報送信モジュールは、UDP送信ツールとpythonスクリプトで実現しています。フィードバックモジュールは、UC-win/RoadのVRプラグインをベースに実装されており、OculusのVRグラスを通してシーンの情報を歩行者にフィードバックします。インテリジェント・ブレスレットのデータはUC-win/Roadから送られてきて、Arduinoが特定の機能をプログラムします。eHMI早期警報システムは3ds Maxでモデル化され、その具体的な機能はUC-win/Road 15.0 SDKで書かれたプラグインに基づいて実現されています。
  • エントリーNo.14 SMTH_2021

    Study on the characteristic laws of urban road traffic flow under rainstorm and waterlogging
    • 典型的な悪天候の一種である豪雨は、都市交通システムの混雑や生産性の低下をもたらし、都市にとって深刻な問題となっています。今日では、降雨と雨による湛水の組み合わせが都市の道路交通に及ぼす影響については、ほとんど注目されていません。本研究では、降雨と湛水が都市の道路区間の交通流に及ぼす影響を、走行実験やシミュレーションなどの手法を組み合わせて、徹底的かつ定量的に検討することを目的としています。本研究で得られた結果は、降雨と湛水が交通流に与える影響をより深く理解するのに役立ちます。
  • エントリーNo.17 HAVI

    DeepPAVE: Deep learning-based Personalized Autonomous VehiclE
    • 本プロジェクトでは、UC-win/Roadを用いて個人の運転データを取得し、それを深層学習モデルで学習することで、パーソナライズされた自律走行モデルを作成し、それを介して自律走行を行うシステムを提案しています。また、既存のUC-win/Road交通車両とは異なり、本システムを通じて人間らしい運転が可能な交通車両を作成します。
  • エントリーNo.18 SC-Team

    Driver Emotion and Abnormal Behavior Detection and Warning System
    • ドライバーの感情や異常行動をリアルタイムに検出し、その結果をモバイルWeb端末やUC-win/Roadにリアルタイムにフィードバックするプラグインを開発しました。このプラグインは、ドライバーの怒りや悲しみなどの極端な感情を検出した場合に、警告メッセージを表示して落ち着くように促したり、モバイルウェブ上で癒し系の音楽を再生してドライバーの気分を和らげたりします。また、あくび、眠気、食事、喫煙などの通常と異なる行動を検知すると、赤色の警告表示と携帯電話の音声による警告を行います。これによりドライバーの良好な運転習慣を維持し、交通事故の発生を減らすことができます。
  • エントリーNo.19 Let’s go go DS!!!

    Development of Traffic Accident Scenarios Database for Autonomous Driving Accidents
    • 現在、自動運転技術が進歩しており、その結果、従来の手動運転とは異なるタイプの事故が発生することが予測されています。そこで、UC-win/Roadのシナリオ機能を用いて、自動運転時の交通事故を事故のタイプやSIP1に基づいて想定し、効率的にシナリオを作成できるデータベースを開発しています。これにより、ドライビングシミュレータを用いた自動運転時の事故リスクの検証が可能となり、想定される事故防止に「人・道路・車両」の観点から貢献することができます。
  • エントリーNo.21 Highways

    Fatigue Driving Assistance Monitoring System
    • 疲労運転とは、長時間の連続運転により、ドライバーの身体的・心理的機能が低下し、運転技術が客観的に見て低下する現象を指します。疲労運転で起こりうる危険な影響の対策として、UC-Win/Roadを使用して様々な疲労運転シナリオをシミュレートし、速度や走行時間などの車両データをリアルタイムでクライアントに送信することで、疲労運転の危険性がある場合にドライバーに適切な休息を取るように促して、疲労運転が原因となる交通事故を減少させることができます。
  • エントリーNo.24 TJTX

    Travel path finding algorithm minimizing COVID-19 infection risk
    • 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行に対抗する必要性と、都市における人々の移動の感染リスクを予測する既存のアプリケーションがないことから、感染リスクを最小化するための移動経路探索アルゴリズムの開発を提案します。具体的には、交通のシミュレーションと経路探索アルゴリズムの2つで構成されており、各移動経路のリスク値を集計して、移動に伴う感染リスク値を最小化することが出来ます。シミュレーションと経路探索アルゴリズムを実行した後は、検証のために可視化を行いました。
  • エントリーNo.26 TeleTrip

    Solving Tourism Data Challenge with TeleTrip
    • 第4次産業革命の流れの中で、さまざまな分野でのビッグデータの役割を否定することはできませんし、それは旅行業界も例外ではありません。しかし、すべての4.0ツアーオペレーターや旅行代理店にとっての現在の課題は、ますます複雑化するデータ収集プロセスです。まず、データはあらゆる種類のフォーマットで提供されており、利用するのが難しい場合があります。また、データの中には信頼性が低かったり、不完全だったりするものもあり、旅行業界の進歩にとって大きな障害となっています。そこで、今回開発したのがTeleTripというモバイルアプリケーションです。これは、企業が自分たちの魅力に関するビジターの見識を収集し、サービスを改善するのに役立ちます。さらに、TeleTripは、世界中のたくさんの有名な風景を訪れる手助けも出来ます。

予選選考会結果発表

開発環境拡張でさらなる多様な連携システムを期待

7月6日に審査員による予選選考会が実施され、アジアを中心に国内外から多数の応募が集まった中から、第9回CPWCのエントリーチームが決定しました。今後は作品制作・提出およびノミネート審査を経て、11月のデザインフェスティバル2021-3Daysで最終審査と表彰式が行われます。

今回は、交通および自動運転の関連プロジェクトが大半を占め、UC-win/Roadユーザの着目するテーマが明確になっています。また、環境に関するテーマが複数提案され、コロナ禍の対策をテーマとした応募もありました。多数のプロジェクトで高度なシステム開発の提案があり、これまで以上の結果が期待できます。

UC-win/RoadはVer.15で新たにC++言語による開発に対応し、VRプラットフォームとしてより多様な連携の展開が可能となっています。各チームにコメントをフィードバックしていますので、アイデアをさらに練り、貸与製品とソフトウェア活用セミナーを十分に活用してオリジナルなシステムの構築に挑戦してください。

▲7月6日に行われた予選選考会の様子、審査員:上から福田知弘氏(審査委員長)、
楢原太郎氏、佐藤誠氏、ペンクレアシュ・ヨアン氏

【貸与対象ソフトウェア】

■UC-win/RoadUC-win/Road SDK(開発キット)
3次元リアルタイム・バーチャルリアリティソフト。日本語・英語・中国語をはじめ多言語に対応。Ver.15で新たにC++言語によるプラグイン開発に対応し、開発環境を拡張している。

【開発環境】
■UC-win/Road SDK:Delphi、C++
■a3s SDK:Delphi、C/C++
■スイート千鳥エンジン:VisualStudio2019
※C#、C++、JavaScript、java、Pascal、Python、Fortran、Ruby、R言語等で開発したシステムの組込みや連携も対象とします。

【製品セミナー】

概要

開催スケジュール
エントリー受付期間
2021年04月02日(金)~06月30日(水)
製品ライセンス
無償貸与期間
2021年04月02日(金)~11月26日(金)
予選選考会・結果通知
選考会:2021年07月06日(火)
結果通知:2021年07月13日(火)
応募作品受付期間
2021年09月25日(土)~10月02日(土)
ノミネート審査
2021年10月08日(金)~10月14日(木)
ノミネート発表
2021年10月15日(金)
公開審査・表彰式
2021年11月18日(木)
会場:品川インターシティホール(MAP)
審査員
  • CPWC審査委員長福田 知弘 氏

    大阪大学大学院工学
    研究科 准教授

  • 佐藤 誠 氏

    東京工業大学 名誉教授

  • 楢原 太郎 氏

    ニュージャージー工科大学
    建築デザイン学部 准教授

  • ペンクレアシュ・
    ヨアン 氏

    フォーラムエイト執行役員
    開発シニアマネージャ

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