第22回 3D・VRシミュレーションコンテストのノミネート作品を発表
2023年10月16日

第22回 3D・VRシミュレーションコンテストのノミネート作品を発表、14作品を選出しました。VR-Cloud®による一般投票を10/23~26に開催します。

ノミネート作品

審査員の方々による厳正な審査の結果、合計14作品をノミネートいたしました。
VR-Cloud®による一般投票は10月23日(月)~26日(木)まで開催いたします。

  • 三井共同建設コンサルタント株式会社

    『メタバースを活用した土砂災害警戒区域等の円滑な情報共有化』~iHazard map project~
    衛星データや三次元モデルの普及でDX推進が期待されている中、熱海市の土石流被害後、住民から土砂災害リスク等の詳細な説明が求められている。本プロジェクトは、土砂災害対策の高度化として、各都道府県が指定した土砂災害警戒区域等の情報をメタバース(F8VPS)で市町村等と共有し、土砂災害防止法の効果的な運用を目指す。
  • 株式会社ティーネットジャパン

    フーチングおよび場所打杭施工状況確認トレーニングシミュレーション
    社員教育用として、フーチングおよび場所打杭施工におけるトレーニングVRシミュレーションを過年度コンテンツに追加作成。各種鉄筋の状態確認からTSを使用した掘削位置の測量、支持層の土質の確認など施工で必要となる一連の手順を確認でき、その際の注意点などを自由な視点から学べるコンテンツを構築しています。
  • 京葉測量株式会社

    VRで巡る佐原地区の古い町並み
    2023年6月に開催されたイベント出展に向けて、2023年4月より作成したものです。制作にあたっては測量会社としての弊社の強みを活かし、三次元レーザ測量成果を大いに活用しました。これにより、複雑なモデリングを必要とする建物作業をレーザ点群で代用し限られた期間での作業を実現しました。
  • 国土交通省東北技術事務所

    DX研修用デジタル教材・除雪シミュレータ
    インフラDX推進のため、若手技術者を対象とした研修コンテンツを作成している。道路・橋梁の管理知識、測量や施工の管理等を学ぶVR教材、実物大の樋管や橋台を用いた解説を行うAR教材、安全指導や遠隔操縦を目的としたバックホウシミュレータ、安全・操作技術向上のための除雪シミュレータを作成し、研修に使用している。
  • 株式会社オリエンタルコンサルタンツ

    AIカメラを活用した人流再現VRシミュレーション
    本厚木駅の駅前周辺の建物、道路付属物、道路ネットワークを再現したデジタルツインでのサイバー空間を構築。交通ミクロシミュレータによる交通再現に加え、AIエッジカメラを活用し、実際の人流データを取得し、VR環境での再現シミュレーションを実施。今後のダイナミックデータを考慮した駅周辺の開発プロジェクトにおける基礎データとして活用が予定されている。
  • 金秀建設株式会社

    幸地インター線橋梁整備工事(Dランプ上部工)
    今回工事は、沖縄県が専門業者ではない地元建設業者へ発注した初の工事です。工事着工前に地元住民側から全体像が見えないという意見もあり地元の方への説明資料として、工事の施工検討及び安全教育、現場見学会等の説明用として利用できるように作成しています。
  • SmartDrive Sdn. Bhd. & Perusahaan Otomobil Kedua Sdn Bhd

    危険感知VRシミュレーションシステム
    IPDAシミュレーターは、従業員の安全意識向上を目的とした教育プログラムです。システムはマレーシクアラルンプール郊外実際の道路状況を再現し、独自で計測されたビッグデータの分析結果に基づいて交通事故多発場所に様々な危険なイベントを設定し、従業員に危険を感じて反応するまでの応答時間を検証しています。最後総合的な採点レポートから、従業員の危険感知力を特定することができます。
  • 大宇建設

    都市高速道路大深度地下トンネルの走行安全性と快適性の評価
    近年、都市高速道路の建設では、用地や歩行者に優しい空間の確保が困難な理由により、大深度地下トンネルの建設を伴っている。大深度地下トンネルでは、視界の狭さ、眠気、閉塞感などにより、ドライバーの快適性が低下する。その結果、特に地下で分岐や合流等が行われるICでは、地上道路に比べて運転挙動の安全性が低下する。そこで設計段階では、UC-win/Roadを用いてVR上に道路を実装し、ドライビングシミュレータによるバーチャル運転走行実験を行った。運転走行ログデータや生体データ(眠気や、不安を感じた時の脳波)を解析することで、道路の安全性や快適性を評価し、設計に反映させた。
  • 株式会社トムス / WONDER VISION TECHNO LABORATORY株式会社

    前橋市安全運転能力診断シミュレータ
    前橋市スーパーシティ構想におけるデジタルツインの一環として、市内道路での運転診断と前橋市データ連携基盤との連携を目的にシミュレータを作成。半球状のドーム型スクリーンによって没入感を増した空間の中で、群馬県庁付近の交差点等での信号無視や割込み等の危険シーンを再現し、運転ログにより診断を行う。
  • 宇都宮市

    宇都宮デジタルシティ体験プロジェクト
    外出制限中でも効果的な社会科教育の実現を目的として、LRTを含む宇都宮駅周辺や消防署・浄水場・焼却場など、社会科見学で訪れる主要な施設の3Dモデルをウェブ上に構築しました。通常は見られない視点での探索や解説の視聴、設備の稼働アニメーション等が含まれ,学校教育における有効性を検証し,導入に至りました。
  • 熊本県玉名市

    玉名市3D都市モデルを活用した災害リスク可視化事業
    PLATEAU3D都市モデルを利用し、堤防決壊時の浸水範囲や時刻歴での浸水深のシミュレーションを実施した。避難施設の位置や定員、標高等の情報を可視化したほか、避難者視点での移動や水没の表現など、避難の重要性や災害リスクに対する理解を深める教育にも利用可能。今後は避難ルートや施設配置検討等の防災計画にも活用していく。
  • ソウル市立大学校

    自動運転車両の車間距離受容における挙動による利用者満足度の評価
    近年、自動運転に関する研究は、単なる安全性の検証にとどまらず、利用者を満足させる自動運転車両の自動運転挙動に関する研究へと進展している。自動運転車両の合流部、交差点、ラウンドアバウトにおける車間距離の受容性は、利用者の満足度に大きく影響を与える要素である。自動運転車両が受容する車間距離が短いほど利用者は不安を感じ、自動運転車両が受容する車間距離が長いほど利用者はフラストレーションを感じる。利用者が好む自動運転車両が受容する車間距離はどの程度なのかを確認するため、UC-win/Roadを用いてシナリオを異なる車間距離の受容性別に作成し、被験者がバーチャルドライビングで体験できるようにした。その際、脳波、筋電図、瞳孔の大きさ、心拍数を測定し、自動運転体験後にアンケートを実施した。その後、生体データとアンケート結果を解析し、どの自動運転挙動が被験者にとって好ましいかを特定した。
  • 株式会社竹中土木

    XRを活用したマシンガイダンス情報表示システム
    建設重機内のコックピットおいて、MG(マシンガイダンス)システムが有する施工データを、別途製視線位置検出システムによって得られた視線位置をバックホウオペレーターの視野に合わせるよう、座標変換し、運転席フロントガラスに設置したシート型透過ディスプレイにリアルタイム重畳出力するXRを活用した施工支援システム。実機での実験を模擬するため、VRシステム環境と連携した建設重機ラジコンシステムについても構築・活用された。
  • 一般社団法人那覇市観光協会

    日本遺産・那覇めぐりWebARシステム
    2019年に沖縄県初の日本遺産に認定された『琉球王国時代から連綿と続く沖縄の伝統的な「琉球料理」と「泡盛」、そして「芸能」』のストーリーを解説し、関連文化財をめぐるまちあるきツアーと組み合わせて利用するツールとしてF8VPSによるWebARを構築。スマートフォン等で琉球舞踊、琉球料理、路上に現れる伝説の龍のAR体験が可能。

3D・VRシミュレーションコンテスト 概要

国内外からUC-win/Roadによる高度なVRデータ作品が集められる3D・VRシミュレーションコンテストは、2002年のUC-win/Road「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」受賞を機にスタートして、FORUM8デザインフェスティバルのメインイベントとして毎年開催され、本年で22回目を迎えます。2011年からはVR-Cloud®によるクラウド一般投票が選考プロセスに追加され、コンテストを盛り上げてきました。
2022年より、新しいアワードとして「VRシステム オブザイヤー」を設けました。

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。

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