管理人のイエイリです。
昨年(2019年)、竹中工務店やフジタなどの建築現場で、米国ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)の4つ足ロボット「SpotMini」がテストされ、まるで犬のように段差や階段などを軽々と移動する様子に注目が集まりました。(詳細は当ブログ2018年6月29日付けの記事を参照)
竹中工務店やフジタの現場でテストされたSpotMini(動画:YouTubeより)
ボストン・ダイナミクスはこのほど、
ナ、ナ、ナ、ナント、
このロボットを発売
したことを明らかにしたのです。(ボストン・ダイナミクスの英文プレスリリースはこちら)
今回の発売に当たり、ロボットの名前は「Spot」になったようです。
ロボット本体の前には前照灯と周囲360度を撮影できるステレオカメラが付いており、障害物や人との接触を防ぎます。
ロボットの上部には、アタッチメントを取り付ける部分が2カ所あり、ロボットアームやパン・チルト・ズームが行えるカメラ(PTZカメラ)などが取り付けられるようになっています。搭載できる機器などの重量は14kgまでです。
最高速度は毎秒1.6mで、1回のバッテリーで90分動きます。バッテリーは交換式となっています。
また、動作温度は-20℃~45℃と広く、IP54の防水・防じん性能を持っています。
気になるお値段ですが、ボストン・ダイナミクスは発表していません。
ただ、「IEEE SPECTRUM」に掲載された記事(Boston Dynamics’ Spot Robot Dog Goes on Sale)によると、
クルマより安いレベル
とのことです。
ただ、クルマと一口で言っても、大衆車から高級車まで様々ですが、どのランクのクルマなのかは、ケース・バイ・ケースで異なりそうです。
ボストン・ダイナミクスは、ソフトバンクが買収し、子会社になっています。今後、現場で広く使われそうなロボットですね。