日本ヒュームが3Dプリンター風コンクリ打設機を開発! 従来の手作業をロボット化
2025年10月23日

管理人のイエイリです。

コンクリート構造物の建設といえば、型枠の設置から生コンの打設、バイブレーターによる締め固め、そして脱型まで、何かと人手のかかる工程が多いものです。

これらの作業は重量物を扱うため負担が大きく、暑さや粉じんなどの厳しい環境で長時間作業を強いられることもあります。

人手不足が深刻化する中で、こうした現場の省人化は大きな課題となっています。

そこで登場したのが、日本ヒューム(本社:東京都港区)が開発した「NH-ROBOCON(エヌエイチ ロボコン)」というマシンです。

コンクリート作業の省人化を目指して開発された「NH-ROBOCON」(以下の写真:日本ヒューム)

コンクリート作業の省人化を目指して開発された「NH-ROBOCON」(以下の写真:日本ヒューム)

「最近よく見るロボットアーム型の3Dプリンターで型枠を作るマシンかな?」と思う方もいるかもしれませんが、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

コンクリート打設ロボット

 

なのです。(日本ヒュームのプレスリリースはこちら

見た目はロボットアーム型3Dプリンターのようだが、実はコンクリ打設ボット。鋼製型枠の中にも打設できる

見た目はロボットアーム型3Dプリンターのようだが、実はコンクリ打設ボット。鋼製型枠の中にも打設できる

このNH-ROBOCONは、ロボットアームにより型枠内へ正確にコンクリートを打設する仕組みを備えています。

主な機能は4つあります。 1つ目は「自動型枠位置検出」です。センサーが型枠の位置を自動的に認識し、誤差を排除することで、狙った位置に正確に打設できます。

2つ目は「コンクリート残量の自動検出および補充機能」。レベルセンサーが打設中の残量と補給タイミングを管理し、自動的にポンプから補充することで、作業の中断を防ぎます。

3つ目は「打ち上がり高さの自動検出」。仕上がり高さを自動的に計測・制御することで、打ち過ぎや不足といったミスを防ぎます。

そして、4つ目として

 

バイブレーターの挿入・加振

 

機能も備えているのです。

この開発は、日本ヒュームの中期経営計画「23-27計画R」の取り組みの一環として実施されました。

コンクリートを打設した後、内部の気泡を抜き、均一な締め固めを行う工程をロボットが自動で実施するのです。これにより、製品の品質を安定させながら、人手を大幅に削減できます。

これまで複数名で行っていた打設と加振の作業が、スタートボタンを押すだけで完了するというわけです。さらに、3Dプリンターで造形した型枠と組み合わせれば、鋼製型枠を使わない生産も可能です。

コンクリ打設という作業は、建設業ではあまりにも日常茶飯事なので、これを自動化するという考えは意外に浮かびにくかったかもしれませんが、プレキャスト部材の製造作業から自動化が進んでいきそうですね。

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