管理人のイエイリです。
最近の建物は鉄筋量が多く、鉄筋を干渉せずに組んだり、スリープを通したりするのが大変です。
北海道奈井江町に本社を置く砂子組が、札幌市内で建設中のマンションもその一つ。現場所長の大見大祐さんは、基礎部分の鉄筋工事にとても苦労しました。
こうした工事での問題を何とか改善できないかと考えた大見さんは一念発起し、
ナ、ナ、ナ、ナント、
施工でのBIM活用
に自分自身がチャレンジを始めたのです。
使用しているソフトはGLOOBEやARCHITREND Zなどです。この現場に来て、初めてのBIMソフトの使い方を学びながら、部材干渉や取り合いなど現場ならでは問題解決に取り組んでいます。
大手建設会社でも、苦労することが多い施工段階でのBIM活用を行ってみて、大見さんが感じたのは、BIMソフトは設計段階の業務中心に開発されており、施工現場ではまだまだ足りない機能が多いということでした。
あるソフトは簡単に使えるが細かい部分まではモデリングしにくく、別のソフトは細かくモデリングできるが使い方が難しい、といった各ソフト間での「一長一短」に悩みながらも施工段階でのBIM活用を、ほぼ独学で続けています。
現場事務所は現場付近にあるマンションの一室です。そのテーブル上の天井を見てビックリ!
ナ、ナ、ナ、ナント、
巨大な工程表
が張ってあるではありませんか。
テーブルでくつろぎながら、いつでも工程のことを確認できるようにするためだそうです。
狭い現場事務所の天井スペースまで活用する砂子組のアイデアには、感心しました。
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