鴻池組が標尺ロボ、ARスリーブ検査を開発! 施工管理の省人化、働き方改革を実現
2025年9月5日

管理人のイエイリです。

現場の測量作業は測量機をのぞく人と、標尺を持つ人の2人1組で行う必要があり、人手不足の今は現場の大きな負担になっています。

そこで鴻池組建ロボテック(本社:香川県三木町)は、測量作業を自動化するロボット「スタッフィー」を開発しました。

測量作業の自動化のため開発した測量相番ロボット「スタッフィー」(以下の写真、資料:鴻池組)

測量作業の自動化のため開発した測量相番ロボット「スタッフィー」(以下の写真、資料:鴻池組)

水準測量などに使う標尺(スタッフ)を、

ナ、ナ、ナ、ナント、

ロボットに搭載

し、測量手1人で測量が行えるようにしたのです。(鴻池組のプレスリリースはこちら

スタッフを持って移動するスタッフィーのおかげで、水準測量が1人で行えるようになった

スタッフを持って移動するスタッフィーのおかげで、水準測量が1人で行えるようになった

移動からレベル計測までの流れ

移動からレベル計測までの流れ

このロボットには、スタッフを鉛直保持するテーブル、スタッフ回転機構、スプレー装置、移動用駆動輪などを搭載しています。

移動や位置決めは、カメラ映像をディスプレー付きコントローラーで見ながら遠隔操作で行えます。

同社は2025年8月29日に、鴻池組つくばテクノセンター(所在地:茨城県つくば市)で、スタッフィーの公開実験を行い、スタッフの鉛直精度を保ちながら、目盛面を測量機の方向に向かせて保持できることを確認しました。

従来は2人1組で行っていた水準測量を、オペレーター1人で行うことが可能になりました。

この日、同社は鉄筋コンクリート工事で、配管や配線を通すために設置される「スリーブ」の検査を効率的に行うために、日本コンピュータシステム(本社:東京都港区)と共同開発した「スリーブリング」の公開実験も行いました。

スリーブ検査業務支援システム「スリーブリング」に使用するマーカー。普通のプリンターで印刷し、切り抜いてスリーブ端に張るだけ

スリーブ検査業務支援システム「スリーブリング」に使用するマーカー。普通のプリンターで印刷し、切り抜いてスリーブ端に張るだけ

スリーブの端にマーカーを取り付けて、LiDAR付きのiPadでAR(拡張現実)によって

スリーブ径や位置

を瞬時に自動計測できるのです。

iPadで現場のスリーブを検査する様子

iPadで現場のスリーブを検査する様子

AIがスリーブを画像認識し、設置精度を判断した画面

AIがスリーブを画像認識し、設置精度を判断した画面

検査で必要なものは、専用アプリをインストールしたiPadと、一般向けのプリンターで印刷可能なARマーカーだけなので、運用時の用意や設置が容易に行えます。

検査結果はWebアプリによってリアルタイムに共有されるので、遠隔地からも確認できます。

スリーブ検査はこれまで、現場の職員や作業員が手作業で測定し、図面と照合していたため膨大な時間と労力を要していました。

スリーブリングの開発によって、数百カ所にも及ぶスリーブ径や取り付け位置を、コンクリート打設前の限られた時間内で効率的に検査できるようになり、検査結果を記録するトレーサビリティーの点でも安心できそうですね。

(Visited 1 times, 1 visits today)

Translate »