イージースラブ・ラーメン橋の設計Ver.3(平成24年道示対応版)リリース
2013年9月10日

プログラム概要
ライン
  イージースラブ橋、及びイージーラーメン橋の設計プログラム。本工法は、朝日エンヂニヤリング(株)が、金沢大学(梶川・深田研究室)との共同研究(安全性検証実験など)により開発したもので、弊社との共同開発により製品化されました。
必要最小限の情報を対話式に入力し、上部構造では格子解析、ラーメン橋では施工段階を考慮した複雑なFRAME解析モデルの一括処理により、断面力算出・抽出を行い安定照査、部材照査を行います。照査結果一覧、概略計算書、概略数量・工事費の算出、構造一般図の作画、単純橋ではゴム支承の設計、移動制限装置の設計などをサポートしています。
 

  関連情報
ニュース
当社の「イージースラブ・ラーメン橋の設計(ESB/ERB)」を用いた橋梁構造・施工法に関して、朝日エンヂニヤリング(株)様が特許庁長官表彰(産業財産権制度活用優良企業等表彰)を受賞されました。>> 特許庁HP ('13.04.12)

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  イージースラブ・ラーメン橋の設計(ESB/ERB) Ver.3(平成24年道示対応版)
  <2013年 9月 3日リリース>

ライン
 
  1. 道路橋示方書・同解説III コンクリート橋編 平成24年3月 (社)日本道路協会対応

    • 鉄筋材質にSD390、SD490を追加
    • 荷重の組合せに衝突荷重又は地震の影響を考慮する場合の許容応力度の基本値を追加
    • 地域別補正係数の対応
    • 下部工のM-φ曲線の対応
    • 杭の各種計算、基準値、杭頭接合部の対応

  プログラムの機能と特長
ライン
  イージースラブ橋(ESB)とは孔あけ加工したH形鋼を橋軸方向に並べ、橋軸直角方向は、ウェブに横繋ぎ鉄筋を貫通させてコンクリートと一体化させたSRC構造の床版橋で、支間長20m程度の新設、及び架替え橋梁の新しい形式として開発されました。
既に約50橋(2008年1月現在)の実績を持ち、石川県を初め、東京都、静岡県などの新技術として認定を取得しています。

従来橋より低コストで、工期を短くすることができ、ジョイントレス構造を基本としていますので、走行性がよくメンテナンス費用も大幅に削減可能です。
また、イージーラーメン橋(ERB)は、上部構造にイージースラブ橋を採用し、下部構造(RC橋台)と剛結合して上下部一体構造とした複合門型ラーメン橋で、基礎形式には、直接基礎・杭基礎・矢板式基礎を状況に合わせて採用しています。
また、Engineer's Studio(R)へのデータをエクスポートに対応しています。

▲イージースラブ橋床版構造図

■プログラムの特長

  • 利用目的により4つのプログラムバージョンあり(製品構成・価格参照
  • 必要最小限の入力項目、単純化された操作手順により、効率的な設計作業を実現
  • 解りやすい結果確認機能と容易な修正計算
  • 解析・照査から概略数量・概算工事費・構造一般図までの統合システム
  • 計算書印刷プレビュー。電子納品対応
  • 基準値登録により、使用材料・許容応力度等、任意登録して使用可能

■プログラムの機能

1)イージースラブ橋

  • 直線線形、平面拡幅対応
  • 斜角(30度以上)対応。仮想中間横桁は支承平行配置、中心線直行配置を選択
  • H鋼桁等間隔配置/間隔設定配置機能
  • 道路橋示方書に準じた活荷重を選択。活荷重無載荷、群集荷重のみ(歩道橋)も選択可能
  • 合成桁モデルで格子桁解析により断面力算出。「任意形格子桁の計算 Ver.5」を使用
  • ゴム支承・移動制限装置の設計に対応

2)イージーラーメン橋

  • 下部構造形式として、橋台式(直接、杭基礎)、矢板式に対応。上下部一体構造としたラーメン橋としての設計計算が可能
  • 踏掛版台座、及び踏掛版荷重考慮可能
  • 地盤条件簡易設定機能
  • (橋台式:杭基礎) 地震時液状化考慮可能
  • (橋台式) 門型のラーメンモデルとして2次元フレーム解析
  • (橋台式) 施工状態に応じた解析モデル(全固定、杭頭ヒンジ、頂版部ヒンジ)を構築し解析実行。
           断面力の最大・最小抽出
  • (矢板式) フリーアースサポート法/たわみ曲線法、及び梁バネラーメンモデル(弾塑性解析)で必要根入長を検討
  • 竪壁、底版、杭体、受台、矢板本体の断面照査機能
  • 翼壁の設計に対応
  • ラーメン橋の図面として、上部工構造図、頂版構造物、主桁加工図、小部材加工詳細図、橋台竪壁配筋図、橋台基礎杭詳細図などに対応

3)共通機能

  • 側土圧の載荷方法を「ポータルラーメン橋の考え方」に準拠
    上載荷重による側土圧の載荷方法を「土木研究所資料 ポータルラーメン橋の設計に関する基本事項 平成20年1月 独立行政法人土木研究所」に準拠。全土圧並びに1/2土圧に対して、図4に示す通り、(1)片側載荷→、(2)片側載荷←、(3)両側載荷、(4)側圧無しの全4パターンを検討。
  • 概略計算書印刷
  • 概略数量/概算工事費の算出
  • 構造一般図を作画(dxf、dwgファイルへの出力)

■プログラムフロー
  

■照査項目

1)イージースラブ橋

  • 上部構造、主桁・横桁断面照査
  • 終局荷重作用時の曲げ耐力照査
  • たわみ照査

2)イージーラーメン橋

  • 上部構造竪壁前面位置の断面照査
  • (橋台式) 竪壁、底版の断面照査
  • (橋台式:杭基礎) 杭基礎の安定計算・杭本体・杭頭結合部の断面照査
  • (橋台式:直接基礎) 直接基礎の安定計算
  • (矢板式) 必要根入長、受台・矢板断面照査

   
  ▲イージーラーメン橋(橋台式:杭基礎)   ▲イージーラーメン橋(矢板式)

適用基準・参考文献

  • 道路橋示方書・同解説(平成14年3月) (社)日本道路協会
  • 複合構造物設計・施工指針(案)(平成9年10月) (社)土木学会
  • 複合構造物の性能照査指針(案)(平成14年10月) (社)土木学会
  • 鉄道構造物等設計基準・同解説(平成12年7月) (財)鉄道総合技術研究所
  • 鋼とコンクリートの複合構造物(平成14年12月) (財)鉄道総合技術研究所
  • 設計要領第二集 橋梁建設編 ポータルラーメン橋(平成18年4月) NEXCO 

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。

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