プログラム概要
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既設橋梁の中には、図面が残されていない構造物の配筋を推定する場合や、残されている設計計算書を元にした再計算により設計の妥当性を検証する「復元設計計算」が必要となる場合があります。
「橋脚の復元設計計算」は、平成2年から平成14年までの「道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編」に従った橋脚柱の保有水平耐力法に特化した設計計算プログラムです。 |
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プログラムの機能と特長
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■本プログラムは、以下の設計計算をサポートします。
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「道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編」(平成2年2月)に準拠したレベル2地震時保有水平耐力法による柱の照査
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「道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編」(平成8年12月)に準拠したレベル2地震時保有水平耐力法による柱の照査
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「兵庫県南部地震により被災した道路橋の復旧に係る仕様」の準用に関する参考資料(案)(平成7年2月)」および『「兵庫県南部地震により被災した道路橋の復旧に係る仕様」の準用に関する参考資料(案)(平成7年2月)」の準用に関する参考資料(案)(平成7年6月)』を参考にしたレベル2地震時保有水平耐力法による柱の照査
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「道路橋示方書・同解説 V 耐震設計編」(平成14年3月)に準拠したレベル2地震時保有水平耐力法による柱の照査
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「兵庫県南部地震により被災した道路橋の復旧に係る仕様」の準用に関する参考資料(案)(平成7年2月)」および『「兵庫県南部地震により被災した道路橋の復旧に係る仕様」の準用に関する参考資料(案)(平成7年2月)」の準用に関する参考資料(案)(平成7年6月)』を参考にした既設橋脚の耐震性の判定および補強設計
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「既設道路橋の耐震補強に関する資料(平成9年8月)」を参考にした既設橋脚の耐震性の判定および補強設計
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「既設橋梁の耐震補強工法事例集(平成17年4月)」を参考にした既設橋脚の耐震性の判定および補強設計
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「設計要領 第二集 橋梁保全編(平成9年11月~平成18年4月)」を参考にした連続繊維巻立て補強設計
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各設計基準を参考にした設計計算書及び設計調書の作成
■レベル2保有水平耐力法による柱部材の照査
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各基準に準拠したレベル2地震時の保有水平耐力法による照査を行うことが可能です。
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H2道示V及びH7復旧仕様に準拠する場合は、等価固有周期TEQを計算することが可能です。
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固有周期の算定に用いる降伏剛性を算出し参考情報として計算書に出力することが可能です。
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主鉄筋の材質と帯鉄筋の材質を変えることができます。
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帯鉄筋の高さ方向の変化(高さ間隔、有効長など)考慮することが可能です。
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インターロッキング式の配筋が可能です。
■既設検討
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既設橋脚の補強の必要性を検討することが可能です。
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既設橋脚の照査において、段落とし部の損傷判定を行うことができます(H2道示Vを除く)。
■補強設計
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RC巻立て工法による補強設計が可能です。
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鋼板併用RC巻立て工法による補強設計が可能です。
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鋼板巻立て工法による補強設計が可能です。
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連続繊維巻立て工法による補強設計が可能です。
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PCコンファインド工法による補強設計が可能です。
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鋼板巻立て、連続繊維巻立て補強の場合は段落し部のみの補強を行うことが可能です。
■その他
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免震橋または基礎の減衰効果を考慮する場合、減衰定数に基づく補正係数CEを入力することができます。
<制限事項>
■計算機能
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準拠基準によらずSI単位系での入力となります。
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レベル2地震時の柱の照査以外の検討を行うことはできません。
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固有周期Tおよび分担重量Wuを算定することはできません。
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直接基礎以外の基礎形式は基礎ばねを算定することはできません。
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詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。
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