坑内状況を可視化する「トンネルリモートビュー」
2020年8月31日

活用事例

山岳トンネル工事の坑内状況を可視化するシステム
「トンネルリモートビュー」

トンネルリモートビュー

  • 株式会社 安藤・間様

    https://www.ad-hzm.co.jp/

    業種・分野建設、インフラ、設備メンテナンス

  • 山岳トンネル坑内可視化システム「トンネルリモートビュー」を株式会社 安藤・間様と共同開発しました。
    施工中の山岳トンネルの坑内状況を、車に設置した360度カメラで撮影。動画をファイル保存し、専用ソフトで入り口からの距離を指定すると、その地点の画像を360度方向に閲覧でき、坑内状況を俯瞰して確認することができます。
    日々変化する坑内状況の詳細把握が可能になることで、トンネル全体の管理、施工の合理化を図ることができます。

  • 1

    撮影

    360度カメラ付の車で撮影

  • 2

    閲覧

    専用ソフトで閲覧

  • 3

    閲覧(別角度)

    角度も自由に変更可能

今回のプロジェクト

プロジェクトの目的

日々変化する坑内状況を把握し山岳トンネル工事の生産性を向上したい

山岳トンネル工事では、掘削作業と平行してインバート工や覆工など、施工サイクルが異なる複数の作業が並行して行われます。日々変化するトンネル坑内全体を俯瞰して、作業の進捗状況や機材の位置等を適切に管理していくことで、山岳トンネル工事全体の生産性向上を図りたいというご要望をいただきました。

プロジェクトの流れ

STEP-01

ヒアリング

期間:1ヶ月

お客様から要件ヒアリング

山岳トンネル内を走行する車を使って360度動画を撮影し、閲覧するシステムについてご相談いただきました。その後要件をヒアリングした結果、360度カメラと車速センサーを用いて、任意の地点(坑口から〇〇m地点)を選択して360度動画(画像)を見られるシステムの開発が決定しました。

STEP-02

開発

期間:4ヶ月

当社でのシステム設計・開発

お客様からの要件を基に、システムの設計、 UIのデザイン、システムの開発を行いました。日々のコミュニケーションを取りながら仕様を細かく確認し、システムに反映させていきました。
撮影開始位置からの距離を測定するため、360度カメラの撮影時間と車速センサーから取得する車速データを紐づけて距離を算出するよう工夫しました。

STEP-03

現場検証・納品

期間:1ヵ月

システムの現場検証・納品・運用開始

システムの開発完了後、お客様先の技術研究所、山岳トンネルの坑内それぞれで現場検証を行いました。
現場検証では、車から正確な車速情報を取り出す事ができるか、トンネル内の明るさはどの程度か、撮影した画像に歪みが発生しないか等、様々な観点でチェックを行いました。検証によって問題ないことを確認した後、お客様への納品を行いました。
当システムはすでに運用を開始しており、山岳トンネル工事の生産性向上に寄与しています。

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