第19回 3D・VRシミュレーションコンテストのノミネート作品を発表
2020年11月3日

3D・VRシミュレーションコンテスト オン・クラウドは、2002年のUC-win/Road「ソフトウェア・プロダクト・オブ・ザ・イヤー」受賞を機にスタート。FORUM8デザインフェスティバルのメインイベントとして、毎年、国内外からUC-win/Roadによる高度なVRデータ作品が集まるコンテストです。2011年からはVR-Cloud®によるクラウド一般投票が選考プロセスに追加され、コンテストを盛り上げています。

ノミネート作品

審査員の方々による厳正な審査の結果、合計10作品をノミネートいたしました。
VR-Cloud®による一般投票は11月5日(木)~15日(日)まで開催いたします。

  • 中国交通運輸部公路科学研究院

    トンネル照明の環境シミュレーション評価
    中国南東部で現在工事中の山間部高速道路の設計事例です。同じ道路区間において、「法面高勾配設計」と「トンネル設計」の2つの設計案をVRで表現し、それぞれ昼の日照環境と夜のライト照明を再現。実物のライト照射と併用して運転シミュレーションによる検証を行いました。
  • 岩田地崎建設株式会社

    札幌市内交差点工事規制交通シミュレーション
    工事による交通規制が通行に与える影響を確認するため交通シミュレーションを実施した。交差点近傍かつ車道中央に位置する工事箇所に規制帯を設けるにあたり、ピーク時の混雑状況・右折車のたまり方やドライバーからの視認性等をシミュレーションすることで規制形態の妥当性を検証。結果は発注者への提案にも用いられた。
  • 中央設計株式会社

    スマートIC、VR走行シミュレーション
    ホームページに掲載するVRシミュレーションを作成しました。UC-winと3Dソフトを用いて、法面やボックス、ラウンドアバウトなど概略設計の協議で使えるものを表現しています。シミュレーションは、全体が見えるバードビューと、ETC未搭載の車がラウンドアバウトを回って本線に戻る動きを再現しました。
  • 三井共同建設コンサルタント株式会社

    道路改良事業における効果的な施工計画検討
    県が実施する道路改良事業において、地域住民、関係する国道管理者や市道管理者等との円滑な合意形成に向け、CIM/BIMの一貫であるVR技術を活用した試行事例を紹介している。なお、本技術導入効果として、これまでに要していた調整に関する多くの会議や期間が顕著に半減された。今後、更なるVR活用による円滑な事業推進が期待される。
  • 株式会社 東日

    国道414号大平地区高架橋景観検討
    静岡県沼津市に建設中の国道414号線静浦バイパスについて、高架橋区間の色彩等景観検討および完成形イメージ表現に用いるために作成されたVRデータ。協議用資料として高架橋主桁および街路灯について色彩12パターンの切り替えを設定、最終イメージ確認のためドローンによる空中写真からフォトモンタージュを作成している。
  • Seoul Metropolitan Government Infrasturucture Headquarters

    VRによる「西部幹線道路を都市道路へ変更」
    するための道路設計
    ソウル市は、交通渋滞、環境汚染、駐車場不足、低アクセス率等の問題を背景に西部幹線道路を都市道路へ変更することを計画中です。2D設計図面では解決が困難な問題を解決するため、UC-win/Roadで確認しながら多くの設計問題を討論しました。交差点の視距、自転車専用道路の幅、構造物や遮音壁による視認性等をレビューしています。
  • 国土交通省九州地方整備局九州技術事務所

    遠隔操縦操作訓練用シミュレータ
    2016年に発生した熊本地震により崩落してしまった阿蘇大橋周辺を再現しています。写真データは実際の被災現場を空撮したものを使用しており、当時の被害状況がわかるようになっています。このVRデータを用いて、実際の遠隔操作用のコントローラを接続して災害時における初期初動対応を目的とした分解組立型バックホウの遠隔操作訓練シミュレータを構築しています。
  • ショーボンド建設株式会社

    橋梁補修時の施工VRシミュレーション
    施工性を上げるためには、現場状況を正確に把握し、計画に反映させることが大切である。今回、工事を行う前に点群データを採取し、さらに設計図面から正確に部材をモデル化し、現場状況等を表現した。そして、想定している工事内容を表現し、施工性を検討した。
  • 境港市

    みんなが集まる広場のような複合施設
    境港市民交流センター(仮称)新築プロジェクト
    境港市民交流センター(仮称)新築工事が進む。建物の正面エントランスは弓ヶ浜半島のゆるやかな曲線をイメージし、ホール、図書交流広場、美術展示機能を備えた会議室等の複合施設です。市民の交流の場、自衛隊との交流拠点、ホールが平土間となる災害時の避難所など多機能の施設となっており、建物の臨場感をPRするためVRを作成しました。
  • 株式会社デンソー

    運転時反応試験用VRデータ
    自動車運転中における交差点での人や自転車の飛び出しなどに対するドライバーの反応の早さを検証するためのVRシミュレーション。衝突しないダミーと衝突するターゲットを組み合わせ、対象物の色や大きさ、タイミングなど約160種類の様々な条件を設定し、ドライバーが衝突の危険を感じて反応するまでの時間差を検証している。
ノミネート作品審査会の様子
  • フォーラムエイト東京本社セミナールームにて
    ノミネート作品審査会を実施
  • ノミネート作品審査中の様子
  • 審査員 左から原口 哲之理 氏、傘木 宏夫 氏、関 文夫 氏(審査委員長)

詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで。

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