UC-win/Road Ver.15 リリース。IFCインポート機能拡張
2021年3月2日

UC-win/Road Ver.15 新機能 NEW!

・関連情報 UC-win/Road Ver.15(Up&Comming’21 新年号掲載)

IFCファイル対応拡張

IFCファイルの構造物、鉄筋の3D形状をUC-win/Roadのモデルリソースとしてインポート可能です。また、IFCファイル内に配置座標が定義されていればVR空間に自動配置します。
本機能により、例えば、パーツ毎の表示切り替え機能を利用して4Dシミュレーションと連動させることで施工状況確認が容易に行うことができます。また、インポートしたIFCファイルはプロジェクトにそのまま保持します。モデル編集後に初期状態に戻すことや、インポートした属性情報付きのIFCファイルを出力できます。

▲IFCインポート機能(モデル詳細、3D空間表示)

nD多次元シミュレーション

工程のコストや作業量、資材数などを変数として扱えます。変数データは時間的な変化を数式で与えることが可能で複数の変数を数式に盛り込むことで相互変化をグラフで表示できます。グラフはガントチャート下に表示して連動しますので時間的な変化を3D、ガントチャート、グラフで同時に確認できます。
3D表示や施工スケジュール、コストや数量をグラフで見える化することで施工に関わる安全確保、運搬経路、交通規制状況、資材状況、気象、時刻と日照、夜間照明等の条件を総合的に検討・計画・評価することが可能です。

▲nDシミュレーション、グラフ表示機能

C++ API

新たにC++用のインターフェースが追加され、C++言語を用いてUC-win/Road用のプラグインを開発することが可能です。

  • C++言語で開発された外部ライブラリ、オープンソースプロジェクトとの連携がこれまでより容易となる。
  • メジャーな言語であり、開発者が多く、情報量も豊富に存在する。
  • 開発環境としてMicrosoft Visual Studio、Code::Blocks、Eclipseを初めとしたさまざまな環境が使用可能。
  • これまでのUC-win/Road SDKより整理されたわかりやすい構成。C++オブジェクトとしてアクセス可能なAPI。(下図)

▲C++ API

▲C++ API構成

描画速度の改善

道路及び地形の3Dモデルの描画性能が向上しました。レンダリング処理に使用するデータの最適化により、CPUとGPUの利用バランスを改善、比較的効率が悪い処理を削減し、処理速度を改善させました。一般的な都市空間で約30%のフレームレート改善、高速道路などで100%以上の改善も期待できます。

▲道路モデルの8分木によるモデル分割の例

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