プログラム概要
UC-win/Road上で、主に室内において地震により発生する家具や照明の揺れ、倒壊等の被害状況や影響を、簡易な入力により3DVRで可視化します。対象とするモデルに重量・重心・摩擦力等の物性値を与えることで、家具や什器の揺れを再現し、転倒などの様子を即座にシミュレーションできます。物体同士の接触判定も行われ、机から引き出しが飛び出す様子、家具と家具がぶつかり移動方向が変わるといった挙動にも対応し、地鳴りや家具の衝突音も発生します。気象庁が一般公開している地震波形情報をインポートして利用し、実際に起きた地震の再現、今後起こり得る地震波形の事前シミュレーションが可能です。
【VRモーションシートの連携】
VRモーションシート・HMDを連携して地震体験ができるシステムの構築が可能です。
関連情報
- ◆プレスリリース
- 「UC-win/Road地震シミュレータ」が「第30回中小企業優秀新技術・新製品賞 ソフトウェア部門」優良賞を受賞 (2018/04/20)
- ◆ユーザー紹介
- 清水建設株式会社 技術研究所 安全安心技術センター(Up&Coming ’16 秋の号掲載)
プログラムの機能と特長
- 解析・シミュレーション
- モデルの特性設定では、モデルに重量・重心・摩擦力等の物性値を与え、揺れや転倒の様子を即座にシミュレーションできます。また、モデルは複数のパーツで構成されており、各パーツを選択すると、パーツごとに物理演算の設定が可能です。物体同士の接触判定も行われ、モデルが飛び出す、モデル同士がぶつかり移動方向が変わるといった挙動にも対応しています。
解析実行後、ほとんど時間を要さず3秒程度で描画を含むシミュレーションが可能です。GUIでの容易な入力、地震緒元・モデル緒元の独立したインターフェイス、地震諸元の入力部とモデルの諸元の入力部が独立しており、直感的な入力部の実現だけでなく、地震諸元側、または加震対象モデル諸元側の一方のみを変更してのあらゆるケースの解析が可能です。
詳しくは、フォーラムエイトのウェブサイトで
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