UC-win/Road Ver.17 新機能
【関連情報】
・新製品紹介 UC-win/Road Ver.17(Up&Coming ’23 春の号掲載)NEW!
●CityGMLデータ出力機能
UC-win/Roadをプラットフォームとして都市モデルの作成や編集を行い、UC-win/Roadから都市モデルの出力を行えます。LOD1~2の建築物モデル、およびLOD1レベルの道路・地形モデルなどの出力に対応しています。PLATEAUからのCityGMLを読み込んだ場合は、CityGMLデータが持つ情報のまま再出力できるようにし、変更した部分以外で元の情報を可能な限り再現して出力する様に対応しています。
●浸水ナビデータインポート対応
津波プラグインに、国土交通省の浸水ナビから浸水データをダウンロードする機能です。UC-win/Road上で、浸水ナビのデータを用いた浸水の可視化シミュレーションが可能になります。津波プラグインの機能を用いて時間に沿って水位の変化の確認や、グラデーションによる可視化からリアルな水面の表現が可能です。
●VISSIM連携
- VISSIM 2023 との連携 に対応しました。
- VISSIM TCP 連携機能
UC-win/RoadとVISSIMが異なるPC上にインストールされている場合でも連携が可能です。 - VISSIMマルチユーザ対応
クラスター連携を組み、マスターPCがVISSIM連携を行った場合に、マルチユーザークライアントの運転車両についても、VISSIMに送信されます。
●Python Interface(COM API)に対応
Python APIはCOMを介してUC-win/Roadの主な機能にアクセスするAPIです。ドライビングシミュレータの制御やモデル/キャラクターのリアルタイム制御、メイン画面の視点制御、リボンメニュー項目やボタンの制御などの機能へアクセスできます。
●道路編集機能の改良
道路モデリングを効率よく行うために便利な機能を追加しました。
- Undo・Redo機能
10回までの操作をUndoできるようにしました。また、従来不可能だった編集操作を復元するRedo機能も同様に対応。 - 道路線形の保存・読込機能
平面編集画面に道路線形のエクスポート・インポート機能とコピー&ペースト機能が利用できる様になります。線形と一緒にその線形で使用されている道路断面、路面テクスチャも保存するため道路形状とマテリアルを正確に再現可能です。 - 道路の起点・終点変更機能
●LKA機能
車線逸脱防止システムの動きを表現する機能に対応しました。車線の逸脱量を計算し、この逸脱量と速度に応じてハンドルに与える力、ステアリングの補正量を計算します。ハンドルへの反力はフォースフィードバックに対応したゲームコントローラーに反映されるほか、トルク制御に対応した各種ドライブシミュレーターハードウェアに対応しています。また、車線を逸脱した際に設定した警報音を再生することが可能となります。本機能と外部システムの連携を想定し、本機能の演算結果をリアルタイムに取得することが可能です。これによりLKA機能に連動したHMIや交通安全の研究開発等に活用することができます。