鹿島が現場をのぞき見できるARアプリ開発!「中の人」も登場
2020年6月9日

管理人のイエイリです。

一般の人や子どもにとって、工事現場の仮囲いの中がどうなっているのか、いったいどんな建物ができるのかは、気になりますね。

こうした関心に応えようと、鹿島の関連会社、Global BIM(本社:東京都港区)は、スマートフォン用にアプリを開発しました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

ARで仮囲いの中

を“バーチャルのぞき見”することができるのです。(Global BIMの関連ウェブサイトはこちら

ARで仮囲いの中をのぞき見できるアプリ。仮囲いに張ったマーカーにスマホを近づけると、「中の人」が出てきたりする(写真:家入龍太)

アプリを開発したGlobal BIMのアートディレクター、近藤理恵子氏(左)と鹿島 BIM推進室のBIMマネージャー、和泉智也氏(右)

その名も「鹿島の工事現場をのぞけるAR」というものです。

仮囲いに透明な窓を設けて、中の様子をのぞけるようにしている現場もありますが、このアプリは仮囲いにAR(拡張現実)用のマーカーを張っておき、そこにスマホを近づけると動画が見られるのが画期的なところです。

アプリにはiPhoneやiPadで使える「iOS版」と、Android端末で使える「Android版」が用意されています。

使い方は、スマホにアプリをインストールして、現場のデータをダウンロードしておきます。

iOS版のアプリの紹介ページ(左)とスマホ上のアイコン(右)(資料:Global BIM)

アプリを起動すると画面に「カメラをマーカーにかざしてね」というメッセージが出ます。これを鹿島の現場に張ってあるマーカーに近づけると

「中の人」による説明

や、完成後のイメージ動画を見ることができます。

アプリを起動するとマーカーにかざすようにと表示される

現場に張ってあるマーカー(右)にスマホを近づけると、スマホを通じて動画をのぞき見できる

既に終わった工事現場もありますが、2020年6月現在では東工大 Taki Plaza(東京都目黒区)、新横浜駅地下鉄交差部JV工事(横浜市港北区)、愛媛県立新居浜病院(愛媛県新居浜市)の3つの現場で、このARが見られるそうです。

そこで、東工大の現場を訪ねたところ、次のようなマーカーを発見しましたので、ご参考までに張っておきます。いったい、どんなARが見られるのか、お楽しみください。

(Visited 254 times, 1 visits today)

Translate »