管理人のイエイリです。
2025年の大阪・関西万博は、巨大木造の大屋根リングや世界各国の個性的なパビリオンが並び、建築好き、都市好きにはたまらない空間でしたよね。
ところが会期が終わると建物は解体され、あの景色は現実にはもう見られません。「もう一度、あの会場を歩いてみたいなあ」と思っている人も多いのではないでしょうか。
そんな方に朗報です。国土交通省 都市局が推進する3D都市モデル整備プロジェクト「Project PLATEAU」で、
ナ、ナ、ナ、ナント、
万博会場の3Dモデルが公開
されたのです。(Plateauの3Dモデル公開ページはこちら)
このデータは、G空間情報センターで公開されている 「2025年大阪・関西万博会場 3D都市モデル(Project PLATEAU)」というものです。 夢洲の万博会場に配置された建物群や大屋根リングなどが、3D都市モデルとして整備されています。
このデータを見て、さっそく「遊んでみた」建築関係者がいます。 安井建築設計事務所(本社:大阪市中央区)の執行役員を務める繁戸和幸氏です。
繁戸氏は、G空間情報センターで公開されたPLATEAUの万博3D都市モデルをダウンロードし、まずゲーム開発用のエンジン「Unity」にインポートしました。
その後、この都市モデルをリアルタイムCGソフトの「Twinmotion」にインポートし、万博会場をVRのように見渡せるCG空間が出来上がりました。
さらに繁戸氏は、万博公式キャラクターのミャクミャクの3Dモデルを配置しました。 このミャクミャクは、2025年日本国際博覧会協会の二次創作ガイドラインに基づき、繁戸氏が自作した3Dモデルです。
各部を拡大してみると、大屋根リングを支える木組みや、フランス館、アメリカ館などのパビリオンの3Dモデルが精巧な出来栄えなのにも驚かされました。ちなみにフランス館は、安井建築設計事務所が設計に関わった建物です。
さらに繁戸氏は、VRならではの面白い試みも行いました。 それは、1970年に開催された大阪万博
EXPO70との夢の共演
です。
繁戸氏は以前、1970年のEXPO70会場を3Dモデル化しようとチャレンジしていました。今回はそのEXPO70の会場モデルに、2025年万博の巨大建築「大屋根リング」を配置してみました。
するとどうなるか。 1970年万博の会場がいかに広かったのか、そして2025年万博の大屋根リングがどれほど巨大なのかが、一目で分かるCGになりました。
さらに太陽の塔やモノレールも配置すると、まさに「2つの万博の共演」です。 当時の万博を知る世代にとっては、かなり胸熱な光景かもしれません。
今回の出来事を見て、改めて感じたのは3D都市モデルの面白さです。 国土交通省の「Project PLATEAU」が公開する都市データは、建築計画や都市計画だけでなく、CG制作やVR体験、教育用途など、さまざまな分野で活用できます。
今回のように建築関係者が公開データを使って遊びながらCGを作ることも、実はとても大事なことです。 こうした“遊び”の中から、新しい都市の見せ方や、建設DXのアイデアが生まれることも多いからです。
私ももう一度、VR空間で大屋根リングの上を歩き回り、「バーチャル万博散歩」を楽しんでみたくなりました。皆さんも一度、試してみてはいかがでしょうか。





























