点群より軽く、メッシュよりリアル! きもとが次世代の3Dデータ作成サービス「SPLAT TWIN」を開始
2025年9月2日

管理人のイエイリです。

現場を3Dで表現できる点群データは、高精度ですがデータが重くて共有や加工が煩雑という難点があります。また点群をメッシュ化したデータは細かい凹凸を表現しにくいという課題がありました。

こうした3Dデータの課題を解決しようと、3Dデータ処理の老舗であるきもと(本社:三重県いなべ市)は、軽くて高品質、大規模な3D空間データを作成する新サービス「SPLAT TWIN」の提供を開始しました。

「SPLAT TWIN」で作成した工場内の3D空間データ。まるで写真のようにシャープな出来栄えだ(特記以外の資料:きもと)

「SPLAT TWIN」で作成した工場内の3D空間データ。まるで写真のようにシャープな出来栄えだ(特記以外の資料:きもと)

3Dモデル作成には、

ナ、ナ、ナ、ナント、

楕円体ガウス分布

を使った「ガウシアン・スプラッティング(Gaussian Splatting)」という先端技術を活用しているのです。(きもとのプレスリリースはこちら

冒頭の3Dモデル作成のもととなったカメラ画像

冒頭の3Dモデル作成のもととなったカメラ画像

これまでの点群やメッシュによる3Dモデルは、点や三角形ポリゴンの集合体を3D空間に配置したものでした。

一方、ガウシアン・スプラッティングでは、ラグビーボールのような楕円体を配置し、中心から離れるほど色がガウス分布(正規分布)のように薄まる仕組みで表現します。

ガウス分布のイメージ(資料:Uchimataco)

ガウス分布のイメージ(資料:Uchimataco)

その結果、軽量でスムーズに閲覧でき、手軽に活用できる新たな空間の3Dデータ化が可能になります。

例えば、葉や枝などの細部から、建物や工場のガラス、金属の反射・映り込み、水面の反射まで再現できます。

データ化の範囲も小さな機器から大規模な建設現場やインフラ、工場、山など広域の3D化にも対応可能です。

橋梁の3Dモデル化例

橋梁の3Dモデル化例

北海道小樽市オタモイ海岸の3Dモデル

北海道小樽市オタモイ海岸の3Dモデル

海面や島も自然に3Dモデル化できる

海面や島も自然に3Dモデル化できる

3Dモデル化のもとになる映像データは、一眼レフカメラや360度カメラ、スマートフォン、ドローンなど様々な撮影機器のデータが使えるので、

専用機器が不要

という点もメリットですね。

作成した3Dモデルはいろいろと角度を変えて見たり、寸法計測を行ったりすることも可能です。

SPLAT TWINサービスのキャッチフレーズは「ただ見るだけではない、ひと目で伝わる3D空間」というものです。現場状況を関係者がスピーディーに理解できると、プロジェクトの生産性も上がりそうですね。

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