大林組の土木現場で遠隔ドローン測量を1年間連続達成! 東京から群馬の土量管理を毎週実施
2025年9月1日

管理人のイエイリです。

ドローン(無人機)による現場の3D測量では、現場にパイロットが機体とともに出向き、現場上空を飛行させて計測し、オフィスに戻るという流れが一般的です。

最近は、現場にドローンポートを設置し、ここを拠点としてドローンを自動発着させ、自動撮影や測量を行う方法も可能になってきました。

大林組は群馬県安中市内で施工中の上信越自動車道北野牧トンネルの現場に、自動充電ポート付きドローンを設置し、2024年7月27日から毎週2フライトを行って、遠隔での自動測量や撮影を行ってきました。

その継続運用が、このほど、

ナ、ナ、ナ、ナント、

めでたく1周年

を迎えたのです。(大林組のプレスリリースはこちら

上信越自動車道北野牧トンネルの現場。落石対策のため、トンネル上の岩山を撤去する工事を行っている(以下の写真、資料:大林組、Liberaware、KDDIスマートドローン)

上信越自動車道北野牧トンネルの現場。落石対策のため、トンネル上の岩山を撤去する工事を行っている(以下の写真、資料:大林組、Liberaware、KDDIスマートドローン)

現場に設置された自動充電ポート付きドローン(左)と東京都千代田区内にあるKDDIスマートドローンの遠隔操作室(右)

現場に設置された自動充電ポート付きドローン(左)と東京都千代田区内にあるKDDIスマートドローンの遠隔操作室(右)

東京から群馬のドローンを毎週、遠隔操作し、写真や映像を取得するイメージ

東京から群馬のドローンを毎週、遠隔操作し、写真や映像を取得するイメージ

この遠隔自動測量は、大林組がLiberaware(本社:千葉県千葉市)、KDDIスマートドローン(本社:東京都千代田区)と共に行っているものです。

この現場では、トンネル上にそびえる高さ約70mの岩山を、落石防止のために撤去しています。その体積は約9万5000m3にも上ります。

その掘削量を管理するため、ドローンを毎週1回、2フライトずつ飛行させて現場全体の撮影を行い、クラウドに転送。その撮影データをLiberawareが3D点群化して解析し、掘削量を算出してきました。

撮影データから作った現場の3Dモデル

撮影データから作った現場の3Dモデル

掘削量の報告例

掘削量の報告例

2024年7月27日以降の岩山の3Dモデル(左)や断面図(右)の経時変化

2024年7月27日以降の岩山の3Dモデル(左)や断面図(右)の経時変化

ドローンによる撮影から、クラウドへのデータ転送、3Dモデルの生成、掘削量の算出、そして工事進捗の可視化までを、すべて自動化するフローを確立しました

従来は現場でドローンを操縦し、その後の点群データ作成と解析に2人で2日間かかっていましたが、ドローン導入後は約20分の遠隔飛行を行うだけでよく、

現場では無人

で高精度な進捗管理が可能になりました。

こうした自動化システムが1年間もの間、連続稼働したことは、現場常駐の無人ドローンに施工管理を任せられるようになったことを意味します。これまで人間が担ってきた作業を、ドローンに任せられる時代になってきたわけです。

今後、大林組は無人ドローンの出来形管理や品質管理への応用を進めていく方針です。また夜間や悪天候下での安定運用、そして自動化技術の実装も推進していくとのことです。

●各社の役割分担

リベラウェア ・事業主幹

・撮影した写真による3次元モデルの生成

・3次元モデルによる掘削量の算出

・3次元モデルによる進捗報告資料作成(時系列ごとの断面図)

KDDIスマートドローン ・自動充電ポート付きドローンのセッティング

・週次運用フローの作成

・週次でのドローン遠隔運航による測量撮影およびパノラマ写真の撮影

大林組 ・運用現場の提供、調整

・現場ニーズ、データの活用方法の整理

・設計BIM/CIMモデル作成・管理

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