管理人のイエイリです。
建物や土木構造物の点検にドローン(無人機)が使われることが増えてきました。
高所や広範囲の問題箇所を確認し、写真や動画で記録できるのは便利ですが、「この角度じゃ分からない」「別の方向も見たかった」という声が後から出ることも少なくありません。
そんなインフラ点検者のお困りごとを一気に解消してくれる画期的なドローンが登場しました。
Antigravity(本社:中国・深セン)が開発した「Antigravity A1」という機種で、バッテリーを含めた重量249g、手のひらサイズと小型軽量ながら、
ナ、ナ、ナ、ナント、
解像度8Kの360度カメラ
である「Insta360」と一体化しているのです。(Antigravityのプレスリリースはこちら)
機体の上下にはデュアルレンズと1/1.28インチセンサーシステムが搭載されており、飛行中に周囲すべてを同時に記録できます。 動画の撮影時には、解像度8Kでは30fps、5.2Kでは60fps、そして4Kでは100fpsのコマ数で360度全景を撮影できます。
つまり、「どこを撮るか」を飛行中に細かく考える必要がなく、現場全体を丸ごとデータとして残せるのです。建設現場の記録や進捗確認において、撮り漏れの心配が大きく減るのは大きな魅力です。
360度映像という特性上、従来の「前方カメラでの空撮」とは異なり、構造物の裏側や上下関係も含めた立体的な記録が可能です。撮影後は専用ソフトで必要な視点や画角の画像を切り出せるため、1回の飛行で複数用途に使える映像データを得られます。
そして、操縦時には
専用VRゴーグル
と直感的に操作できる「グリップモーションコントローラー」を使います。
VRゴーグルは重量わずか340gで、Micro-OLED(2560×2560)のデュアルディスプレイを片眼ずつ搭載し、最大150分の稼働が可能です。グリップモーションコントローラーは1回の充電で最大4時間使えます。
このゴーグルを使うことで、操縦者は360度映像をリアルタイムで見渡しながら飛行できます。頭の動きに合わせて視点が変わるため、画面を見て操作するというよりも、「空中に入り込んで現場を見ている」感覚に近い体験が得られます。
海外ユーザーのレポートでは、映像の遅延は約0.15秒と一般的なFPV(ドローン搭載のカメラ映像で操縦する方式)ドローンより大きめですが、360度視点と直感的な操作のため、十分実用的とのことです。
気になるお値段ですが、2026年1月13日現在、Antigravity公式サイトではA1ドローン、Visionゴーグル、グリップモーションコントローラーを含む標準版が20万9000円(税込)で販売されています。このほか付属品が充実しているインフィニティキット(26万3900円)やアルティメットキット(28万3600円)などもあります。
ドローンによるインフラ点検業務の現場でも、大いに活躍しそうですね。





















