管理人のイエイリです。
大阪・夢洲の大阪・関西万博の会場跡地では、パビリオンや大屋根リングの解体・撤去工事が急ピッチで進んでいます。
石の路地を風が抜け、真夏でも涼しさを感じさせた、中東の旧市街を模したあのパビリオンでも、このほど屋上などに設置された約250枚もの太陽光パネルの撤去作業が行われました。
このパビリオンは建物同士が近接し、路地のような空間が連続しているため、クレーン車は進入しにくく、ブームが届かない場所も多くあります。
そこで太陽光パネルの撤去作業を行ったEUREKA(本社:東京都中央区)は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
大型ドローン
で複数枚を一気に空中から吊り上げて回収したのです。(EUREKAのプレスリリースはこちら)
使用されたのは、重量物の吊り下げに対応した大型ドローン「DJI Agras T30」です。
太陽光パネルの重さは約23kgです。ドローンは対象物の上空で安定したホバリングを行いながらパネルを引き上げ、普通のクレーン作業が行える回収地点まで運搬しました。
込み入った建物の中でつり上げを行うため、ドローンを“空飛ぶクレーン”として使ったわけですね。この作業には足場を全く使わず、2日間ですべての回収を終えたとのことです。
またドローン用の仮設電源としては、「半固体蓄電池」を用いたEUREKAの
大容量ポータブル蓄電池
「SuperBaseV」を採用しました。
解体が進む現場では、商用電源は使いにくく、エンジン発電機に頼りがちですが、排気ガスが出ないのでどこでも使いやすいのが強みですね。
この実証は、国土交通省の許可を得たうえで、プロジェクト主幹であるイタリアのグローバル建設会社 RIMOND JAPAN(本社:大阪市北区)の承認を得て行われました。
実務面では、スカイシーカー(本社:東京都千代田区)、エイム(本社:岡山市南区)と協力し、役割分担を明確にした体制で進められました。
大型ドローンを“空飛ぶクレーン”として活用した作業は、これまでも山間部の工事などで使われてきました。今回の万博会場での成功で、高所作業の安全性を高めたい現場や、クレーン計画がボトルネックになるような狭小・密集空間での使いどころが見えてきました。





















