「鴻池組ロボットパーク」がオープン! 過酷な屋外環境で建設ロボットを鍛える“虎の穴”に
2024年8月29日

管理人のイエイリです。

大阪・関西万博の会場工事が急ピッチで進む夢洲(ゆめしま)の南に位置する咲州(さきしま)で、2024年8月23日、四足歩行ロボットがテープカットを行う、ちょっと変わったイベントが開催されました。

テープカットを行う四足歩行ロボット(以下の写真:鴻池組)

テープカットを行う四足歩行ロボット(以下の写真:鴻池組)

テープカットによってオープンしたのは、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

鴻池組ロボットパーク

 

という施設なのです。(鴻池組のプレスリリースはこちら

鴻池組ロボットパークのオープンイベントに駆け付けた建設ロボットたち

鴻池組ロボットパークのオープンイベントに駆け付けた建設ロボットたち

咲州の北側に位置する鴻池組ロボットパーク(所在地:大阪市住之江区南港北)は、同社が建設ロボットなどの最新技術の実証実験を行う開発拠点として開設したものです。

屋外フィールドの強みを生かして、この施設には建設ロボットを鍛えるために、様々な現場条件が再現されています。

例えば、コンクリートや砕石、アスファルトでできた様々な路面、急斜面や階段、そして災害現場を想定したがれき環境が設けられています。

そして「人間にしかできない仕事」と「ロボットが得意な仕事」を明確に分けて、両者が共に働く新しい建設スタイルの確立を目指しています。

不整地エリアを走行する四足歩行ロボット。危険な現場での巡視作業が行えるかを確認する

不整地エリアを走行する四足歩行ロボット。危険な現場での巡視作業が行えるかを確認する

配筋作業を模したフィールドで作業する鉄筋結束ロボット「トモロボ」

配筋作業を模したフィールドで作業する鉄筋結束ロボット「トモロボ」

現場の計測機器を搭載した四足歩行ロボット(左)と資材運搬用の運搬トモロボ「ドッグ」

現場の計測機器を搭載した四足歩行ロボット(左)と資材運搬用の運搬トモロボ「ドッグ」

鴻池組はこの施設を、

 

オープンイノベーションの場

 

としてとらえています。

ロボットメーカーや専門技術を持つ企業と積極的に連携し、建設業界全体の技術革新を促進するほか、人手不足時代における社会インフラの持続可能な整備のあり方も追求していきます。

今回のオープニングイベントでも、鉄筋結束ロボット「トモロボ」シリーズを開発する建ロボテック(本社:香川県木田郡三木町)と、四足歩行ロボット遠隔操作や走行試験でポケット・クエリーズ(本社:東京都新宿区)が協力企業として参加しています。

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