日本初? Polyuseが国産建設用3Dプリンターを一般向け発売へ! 気になるお値段は約3000万円
2024年9月5日

管理人のイエイリです。

建設用3Dプリンターの開発、販売は、欧米や中国などが先行し、日本で購入できるものはほとんど外国製のマシンでしたが、このほど、驚くべきニュースが飛び込んできました。

Polyuse(ポリウス)(本社:東京都港区)は独自に開発し、試用や改良を続けてきた日本製の建設用3Dプリンターを、

ナ、ナ、ナ、ナント、

2025年4月から量産化

し、販売を開始することになったのです。(Polyuseのプレスリリースはこちら

2025年4月から量産化し、販売を開始する建設用3Dプリンター「Polyuse One」(以下の写真:Polyuse)

2025年4月から量産化し、販売を開始する建設用3Dプリンター「Polyuse One」(以下の写真:Polyuse)

横から見たところ。ガントリークレーンのような柱や梁に沿って、材料を吹き出すノズルが前後・左右・上下に動く機構になっている

横から見たところ。ガントリークレーンのような柱や梁に沿って、材料を吹き出すノズルが前後・左右・上下に動く機構になっている

同社は3Dプリンターの原型となる機種、「Polyuse Zero」を独自に開発し、国土交通省などの公共工事を中心に、数多くの試用と改良を繰り返してきました。その実績について、同社はプレスリリースとして発信してきました。

今回、販売されることになったのは、これまでの実績と経験を踏まえて開発された「Polyuse One」という機種です。

ガントリークレーンのような梁に造形用のノズルが取り付けられ、前後・左右・上下に動きながらモルタル状の材料を一層ずつ積層していく仕組みです。

大きさは幅3980mm×奥行き3590mm×高さ2650mmで重量は560kg、造形サイズは3000mm×2500mm×1900mmです。電源は三相200V 30Aまたは単相100V 15Aとなっています。

キャスターが付いているので、柔軟に現場内を移動できる点も、手軽に使えそうですね。

一層ずつ“プリント”された曲面の壁

一層ずつ“プリント”された曲面の壁

造形時に細かくノズルを動かすことで、自由自在に壁に模様を付けることもできる

造形時に細かくノズルを動かすことで、自由自在に壁に模様を付けることもできる

3Dプリンターを制御するシステムも独自で開発した

3Dプリンターを制御するシステムも独自で開発した

特徴は、折りたためることで、たたんだ時の寸法は、4300mm×1220mm×1310mmとコンパクトになり、体積は5分の1以下になります。現場への搬入も楽ですね。

また、折りたたんだ状態から展開したり、折りたたんだりする時間は、5分しかかかりません。

折りたたんだ状態の3Dプリンター

折りたたんだ状態の3Dプリンター

展開や折りたたみに必要な時間はわずか5分

展開や折りたたみに必要な時間はわずか5分

Polyuseは「Polyuse One」の量産化に先立って、先行受注販売を行います。2024年9月11日から、

予約受付を開始

します。納品時期は、2025年夏ごろからとのことです。(先行受注販売の申し込みフォームはこちら

気になるお値段ですが、税込み、送料込みで3300万円を想定しています。最終価格や納期、性能、オプションについて、申し込んだ企業と協議し、合意してから正式注文となります。

この「Polyuse One」は、2024年9月11日(水)~13日(金)、インテックス大阪で開催される「建設DX展(大阪)」の屋外展示エリアに設けられるPolyuseブース(ブース番号:26-9)で展示されます。

また、同社の共同創業者で代表取締役を務める大岡航氏が9月12日(木)の12:30からこの3Dプリンターについて講演(講演番号:KDX-4)を行います。

気になる方は、建設DX展に出掛けてみられてはいかがでしょうか。

 

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