管理人のイエイリです。
ライフラインの埋設や道路の側溝など、土木工事では溝の掘削はよくあります。
川崎重工業は、この作業を効率化するため「ショベル自律施工システム」を開発し、このほど実証実験に成功しました。
上記の写真が実証実験の現場ですが、幅2m、深さ0.6m、長さ10mの溝を自律建機によって、
ナ、ナ、ナ、ナント、
“オートメーション”掘削
を行うことに成功したのです。(川崎重工のプレスリリースはこちら)
実証実験で溝を掘削した自律建機には、現場の地形を3D計測する「LiDAR」が搭載されており、入力した3D設計データと地形計測データから効率的な掘削動作を計画。自律的に掘削量を判断しながら掘削やダンプカーへの積み込み作業を行います。
実証試験の結果、溝を自律施工や溝の床面を水平にならす作業や押し固めを行う作業を自律的に行えることが確認できました。
これだけの施工が行えると、もはや建設機械ではなく、
建機型ロボット
と言っても過言ではありません。建機から運転席がなくなるのも時間の問題ですね。
川崎重工は、このシステムが建設土木業界に革新をもたらすソリューションとなることを目指して、さらに開発を進めていくとのことです。
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