スマホで照明の種類を見分け、図面上に記録! マプリィが「mapry電球」をリリース
2025年9月10日

管理人のイエイリです。

大規模修繕などに備えた照明器具の調査と言えば、現場で実物を目視し、型番を控えるなどアナログな作業が中心でした。

そんな照明調査を革新するのが、マプリィ(本社:兵庫県丹波市)が2025年7月1日にリリースしたスマホアプリ「mapry電球」です。

スマホアプリ「mapry電球」のイメージ(以下の写真、資料:マプリィ)

スマホアプリ「mapry電球」のイメージ(以下の写真、資料:マプリィ)

点灯している照明にスマホを向けるだけで、

ナ、ナ、ナ、ナント、

従来の電球かLEDか

を一瞬で判別できるのです。(マプリィのプレスリリースはこちら

照明の種類を判別したスマホ画面の例

照明の種類を判別したスマホ画面の例

その秘密は、スマホに照明が放射する赤外線の温度分布を画像として計測する「サーモグラフィー」を取り付けることにあります。

そのため、対象の照明器具にサッとかざすだけで温度を計測し「従来型照明かLEDか」を一瞬で判別できるのです。

器具の形状や型番は、アプリ内のアイコンから直感的に選んで記録できます。

その測定結果は、あらかじめアプリに取り込んでおいた平面図上に、

ピンを刺す感覚で登録

でき、施設内の照明配置を簡単に“見える化”できるのです。

平面図上に判別した照明の種類と位置を登録するイメージ

平面図上に判別した照明の種類と位置を登録するイメージ

スマホに登録したデータは、CSV形式やPDF形式で出力でき、台帳や報告書の作成もスムーズに行えます。

推奨スマホはAndroid端末の「Google Pixel」で、サーモグラフィーは「FLIR ONE Pro」です。気になるアプリのお値段はサブスクリプションとなっており、年間3万6000円(税別)です。

人間の目には見えない赤外線を手掛かりに照明器具を識別するのは、これまでの現場の常識を一変させますね。現場を調査する技術者の仕事もぐっと楽になりそうです。

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