管理人のイエイリです。
建設業で働くサラリーマンは、人事考課で使われる「個人目標の作成」を負担と思っている人が少なくありません。
日々の業務に追われる中では、じっくり自分の働き方を考える余裕がなく、「何を書けば良いのかわからない」「評価につながる内容にするのが難しい」と悩む人も多く、結果として形式だけの目標を書いて提出することが多いのではないでしょうか。
あの有名な「3人のレンガ積み」の逸話では、同じ作業をしていても「レンガを積んでいるだけ」や、生活のために「お金をもらう手段」と思う人がいる一方、「自分は大聖堂をつくっている」と思う人もいます。
これと同じく、日々の多忙さによって目標設定が「作業の延長」になってしまうと、将来の「大聖堂の建設」の夢が遠のいてしまうこともあるでしょう。
そこで、矢作建設工業が導入したのが、目標設定支援ツール「目標Chat」です。
個人目標の作成に際して、
ナ、ナ、ナ、ナント、
生成AIが相談相手
になってくれるのです。(矢作建設工業のプレスリリースはこちら)
社員が目標の素案を入力すると、生成AI(人工知能)がその人の現在の等級や役割、制度に照らして、目標の内容が適切かどうかや改善の余地などを具体的に指摘してくれます。
さらに、より適切な表現例まで提示してくれるため、「何から書けば…」と悩む必要がありません。
また、社員の目標を確認・評価する上司の作業時間も大幅に短縮されます。同社によれば、この仕組みだけで年間約1800時間もの工数削減効果が見込まれるとのことです。
このAIツールが、フィードバックする過程で、「自分は何を実現したいのか」「どんな役割が期待されているのか」といった問いが浮かび上がり、
社員の自律的な成長
が期待できます。
目標づくりが「他人に提出する書類」の作成から「自分のキャリアを見つめる時間」へと変わっていきます。これは、目先の「レンガ積み」作業という認識を「大聖堂づくり」へと変えるプロセスといえるでしょう。
建設DX(デジタルトランスフォーメーション)といえば、これまでは現場の効率化に焦点が当たりがちでした。
しかし矢作建設工業の取り組みは、AIが技術者一人ひとりの羅針盤となり、仕事を“自分ごと”として捉え直すきっかけを提供する点で非常にユニークですね。


















