管理人のイエイリです。
ここ2~3年、AutoCADのCADファイルである「DWG形式」を読み書きできるDWG互換CADの性能が向上し、建設会社などがJDraf、IJCAD、BricsCADなどのソフトを導入する例が目立ってきました。
これらのDWG互換CADは、2D図面の読み書きや編集などの機能が主に期待されていますが、BricsCAD V15には、
ナ、ナ、ナ、ナント、
BIM機能が搭載
されたのです。
BIMとはもちろん、ビルディング・インフォメーション・モデリングのことです。3Dモデルと平面図、立面図、断面図などの2D図面を連動させながら設計が行えます。
壁のモデリングは、平面図上に壁の伏図を描き、それを定義した高さまで引き上げるようにして行います。
そして窓などの建具は、3D部品のライブラリーから選び、壁上で位置を決めると自動的に壁に穴が開き、建具の部品が挿入されます。
壁の中に窓やドアを配置する時は、拘束機能を使うことも可能です。
このほか、屋根を非表示にして建物の内部を見たり、各部分にテクスチャーを設定してレンダリングを行ったりすることもできます。
もちろん、IFC形式の読み書きも可能です。
BricsCADには「Classic」「Pro」「Platinum」の3つのグレードがありますが、上記のBIM機能は最上位グレードの「Platinum」に搭載されています。
このほか、Platinumには
板金機能も搭載
されています。
3Dモデルの外面に厚みを付け、曲げのアールやフランジなどを考慮して展開図を作れる機能です。
DWG互換CADのユーザーのほとんどは2次元の製図機能しか使いませんが、BIMとの連携も考慮したいという方は、BricsCAD V15を試してみてもいいかもしれません。ちなみにPlatinum版のお値段は13万6080円(税込み、All-In Subscription付き)とのことです。
BricsCAD V15のプロモーションビデオ