管理人のイエイリです。
2026年4月にはBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)による確認申請が本格施行される予定ですが、「何から準備すればいいのか分からない」「そもそも申請に使えるBIMモデルとは何かが曖昧」という悩みを抱えている設計者も多いのではないでしょうか。
また、建物のBIMモデルは作っているのに、申請段階では面積を拾い直し、防火区画を図面で描き直す――。そんな設計フローでは、設計変更が入るたびに同じ作業を繰り返すことになってしまいます。
こんな課題に正面から取り組んだ書籍が、このほど刊行されました。
福井コンピュータアーキテクト(本社:福井県坂井市)が開発・販売する国産BIMソフト「GLOOBEシリーズ」に対応した、
ナ、ナ、ナ、ナント、
待望の本格的入門書
として、満を持して登場したのです。(福井コンピュータアーキテクトのプレスリリースはこちら)
その名も「GLOOBE ArchitectではじめるBIM活用入門」(日刊建設通信新聞社刊)というものです。B5判、444ページ、全ページカラーの同書には、7階建て店舗付き共同住宅(延べ面積987m2)を題材に、企画設計からモデリング、そして確認申請図面作成までが一貫して解説されています。
「GLOOBE ArchitectではじめるBIM活用入門」
著者:小林美砂子・内田公平 |
その特徴は、設計と申請を切り離さない点にあります。例えば、最初の「テンプレートの設定」の節から、確認申請用テンプレートを作ります。
以後、これをもとに企画段階でのボリュームを検討、用途区画や面積情報のモデル入力、そして詳細な3Dモデルへと発展させながら、法規に基づいたBIMモデルを完成させていきます。
建物の方位や敷地、境界線などをBIM上で設定し、様々な検討に活用●
建築基準法に基づき、建ぺい率や容積率、高さ制限、防火区画・建令114条区画などをモデル上でチェック。申請に必要な根拠をBIMモデルとして保持できます。
確認申請を「最後にまとめる作業」にせず、設計の延長線上で対応できるため、属人化しがちな申請業務の省人化にもつながります。そのため設計変更が生じても、モデルを更新すれば図面や数値に反映されるため、手作業による修正や転記作業を大幅に削減できます。
BIMを「描くためのツール」ではなく、
確認申請に直結するBIM
活用を前提にした設計ワークフローを実践する内容なのです。
著者はGLOOBEユーザー会会長の内田公平氏と企画委員の小林美砂子氏です。そのため、GLOOBEユーザー会で蓄積された「現場で本当に使えるノウハウ」をもとに、実務で役立つ内容となっています。
内田氏と小林氏は、十数年前からBIMの指導や普及に一緒に取り組んでおり、その長年の経験とノウハウがこの一冊に凝縮されています。(詳しくは2012年12月10日の当ブログ参照)
【お知らせ】
2025年の建設ITブログは今回で最後です。2026年は1月5日(月)から再開します。皆さま、よいお年を。

























