配筋図作成が10倍速に! 建技、大林、八千代、テラドローンが配筋BIM/CIMツールに新機能
2025年11月17日

管理人のイエイリです。

土木設計にBIM/CIMを導入しても、配筋図の作成は「時間のかかる工程」として設計者の悩みのタネでした。

現状のワークフローでは、複雑な2D配筋図を描いた後に、3Dモデルを作成し、両者の整合を確認するという、二重作業が生産性向上の足かせとなっていたからです。

特にボックスカルバートなど、躯体形状が複雑な構造物では、設計者一人が数十時間、あるいは100時間以上をかけるケースもあり、二重作業による手戻りが、設計品質や納期にも影響していました。

こうした課題を解決しようと、建設技術研究所大林組八千代エンジニヤリングテラドローンの4社は、共同開発してきた配筋BIM/CIMツールに、新機能を実装しました。

ボックスカルバートなどのBIM/CIMモデルや配筋モデルを自動生成したうえに、

ナ、ナ、ナ、ナント、

2D図面も同時生成

する機能なのです。(テラドローンのプレスリリースはこちら

配筋の3Dモデルから2D図面を自動生成するツールの操作画面イメージ(以下の資料:テラドローン)

配筋の3Dモデルから2D図面を自動生成するツールの操作画面イメージ(以下の資料:テラドローン)

このツールは、AutoCADのアドオンツールとして開発されました。設計条件や施工条件をパラメータとして入力すると、3D配筋モデルと2D配筋図を同時に自動生成・連動させることができます。

これにより図面とモデル間で完全に整合性が保たれ、設計条件を変更した時も即座に反映されるため、設計・施工段階での手戻りを大きく防止します。

3Dモデルと2D図面を連動させて配筋図や鉄筋数量表、加工図を作成するワークフロー

3Dモデルと2D図面を連動させて配筋図や鉄筋数量表、加工図を作成するワークフロー

このツールには鉄筋数量表や加工図も自動生成する機能が備わっています。

単ボックスカルバートのほか、2連ボックスカルバートやU型擁壁にも対応しています。

配筋図作成の「オートメーション化」により、従来の方法だと約115時間かかっていた配筋図の作成は、10時間へと

10分の1以下に激減

します。

このツールの3Dモデル、2D配筋図作成の省力化効果

このツールの3Dモデル、2D配筋図作成の省力化効果

今後は図面の体裁調整や、グラフィカルな入力システムの開発も進める予定です。

テラドローンでは、汎用構造物を対象に2DCAD感覚で配筋のBIM/CIMモデルを作成する「3D配筋X」という製品を開発・販売しており、配筋図作成の生産性は5倍とされています。(詳しくは、3D配筋Xのサクセスストーリーを参照

4社共同で開発した今回のツールは、工種をカルバートなどに絞ることで、生産性をさらに向上させたものと言えそうです。

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