Jw_cadからBIMまで! ダイテックが図面チェックに便利な「Linx V6ビューア」を無償公開
2025年10月14日

管理人のイエイリです。

建設現場や設計業務で、図面のチェックを行うときに困るのが、ファイル形式の違いです。

AutoCADのDWG、Jw_cadのJWW、BIMソフトのIFCなど、図面を作成したソフトによって形式が異なるため、図面をちょっと確認したいと思っても、それぞれの専用ビューワーや高価なCADソフトが必要になることがあります。

また、図面ごとにアプリを切り替えるのも面倒ですね。

そんな“ビューワー問題”のお困りごとを解決する無償ツール「Linx V6 ビューア」を、ダイテック(本社:東京都品川区)が2025年9月30日にリリースしました。

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

Jw_cadからBIMソフトまで

 

幅広い図面ファイルを、この1本で見られるのです。(ダイテックのプレスリリースはこちら

「Linx V6 ビューア」の画面(以下の資料:ダイテック)

「Linx V6 ビューア」の画面(以下の資料:ダイテック)

対応するファイル形式は、CADデータではDWG/DXF/JWW/Tfas/BE-Bridge、BIMデータではIFC(IFC2x3、IFC4)/Linxなど2D・3Dを問わず多岐にわたります。

図面ビューアーとしての機能も充実しています。レイヤーの表示・非表示、断面表示、距離・面積の測定、透過表示、色分け、属性情報の確認など、ひととおりの機能を備えています。

配管やダクトのルートごと、設備の用途ごと、同じ機器ごとなど、属性情報を生かして複数の部材を一気に選択できる便利な機能も付いています。

また高精度な干渉チェック機能や計測機能も備えており、干渉結果をExcelに出力することもできます。

属性検索機能。条件を指定して図形を検索すると、検索された図形が青色で表示される

属性検索機能。条件を指定して図形を検索すると、検索された図形が青色で表示される

ルート選択機能。基準となる部材に接続された部材を連続して選択できる

ルート選択機能。基準となる部材に接続された部材を連続して選択できる

干渉チェック機能。干渉箇所は画面上で強調表示され、干渉結果は画像付きでExcelに出力できる

干渉チェック機能。干渉箇所は画面上で強調表示され、干渉結果は画像付きでExcelに出力できる

Excelで開いた干渉結果の一覧表

Excelで開いた干渉結果の一覧表

このほか、複数の図面を1つの2DPDFファイルに書き出す、視点情報付きで3DPDFに保存するといった機能や

 

3D寸法線やBCFコメント

 

を書き込む機能も備えています。

ビューアー上で3D寸法線を描き込んだところ

ビューアー上で3D寸法線を描き込んだところ

図面チェックのコメントを伝達するBCF入出力機能

図面チェックのコメントを伝達するBCF入出力機能

このように「Linx V6 ビューア」には、設計・施工の現場で役立つ機能がそろっています。他のBIMツールとやり取りしながら、3Dモデル上で問題箇所の共有や、修正指示のスムーズな伝達が可能です。

設備関係者はもちろん、CADやBIMの図面を見ることが多い人は、パソコンにインストールしておくといろいろと役立ちそうです。

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