管理人のイエイリです。
トンネル工事やダム工事などで使われる水中ポンプは、万一、故障すると現場が水浸しになってしまいます。
現場の安全を守る重要設備なので、これまでは定期的な巡視を行っていましたが、手間と時間がかかります。
そこで現場では、ポンプにWebカメラを取り付けて映像で監視するケースが増えていますが、「本当に稼働しているのか」まではわかりません。現場が浸水し始めてから映像で気づいても、手遅れになることがありますね。
こうしたお困りごとを解決するため、セーフィー(本社:東京都品川区)はMODE(本社:米国サンマテオ)と協業し、「水中ポンプ死活監視App」の提供を開始しました。
Webカメラの映像だけでなく、
ナ、ナ、ナ、ナント、
水中ポンプのIoTデータ
も組み合わせて、水中ポンプが正常に稼働しているかどうかを“見える化”したのです。(セーフィーのプレスリリースはこちら)
このアプリはクラウド録画サービスと、ポンプに取り付けた電流センサーによるIoT(モノのインターネット)データを組み合わせて水中ポンプの動作状況を監視し、停止や異常が起きた際にはAI(人工知能)がスマートフォンなどにアラート通知を行うものです。
現場にいなくても即座に異常発生を把握できるので、巡視の手間を減らし、トラブル発生時の初動対応も迅速化できます。
アラート通知を受けた現場担当者は、普通の言葉でAIに問い合わせると、現場の状況を詳しく教えてくれます。
人間に聞くような感覚で。「ポンプは今動いている?」「異常は検知してる?」などと話しかけると、AIがデータと映像を分析して答えてくれるので、ユーザーの
トレーニングは不要
です。
ダムや橋梁現場での湧水排水や、港湾工事でのドライアップ作業、シールドトンネル現場での排水作業など、幅広い現場での活用が想定されます。
このアプリは、MODEが提供する現場DXプラットフォーム「BizStack」と、セーフィーのクラウドカメラサービス「Safie」を連携させた「BizStack
Construction Apps」の第一弾です。
セーフィーとMODEは今後、ポンプだけでなく、建設・土木現場のあらゆる機器・設備の稼働をリアルタイムで監視できるソリューションへと拡大していく計画です。
映像とIoT、そしてAIが融合することにより、現場の監視業務は遠隔化、自動化が可能になり、仕事は大幅に楽になります。次世代の建設現場を先取りする取り組みと言えるでしょう。





















