iPhone 15の性能をAR、XRの観点で解説
2023年9月18日

こんにちは。エム・ソフトの有村です。

日本時間の9月13日、Appleの新製品発表が行われ、最新のiPhone 15シリーズ、Apple Watchなどの新製品が発表されました。

昨年秋に発表されたiPhone14シリーズではAR・XRの観点ではそれほど大きなトピックはなく、少し物足りない印象を受けましたが、今回の新製品はどのような点が進化しているのでしょうか?

今回は、新しく発表されたApple製品の特長を、ARやXRの分野に特化して解説をしていきたいと思います。

目次

  • 1 新製品のラインナップは?
  • 2 iPhone 15シリーズ
    • 2.1 ARの処理性能が最新チップで向上
    • 2.2 iPhone 15 ProモデルはLiDARスキャナを引き続き搭載
    • 2.3 スタンダードモデルはLiDARスキャナ搭載なし
    • 2.4 Vision Pro向けの「Spatial Video(空間ビデオ)」の撮影が可能
  • 3 その他新製品について
  • 4 まとめ

新製品のラインナップは?

今回の新製品のラインナップは以下のとおりです。

 ・iPhone 15 スタンダードモデル
・iPhone 15 Proモデル

 ・Apple Watch Ultra 2
・Apple Watch Series 9

毎年恒例のiPhone新シリーズは今回も発表されましたね。

昨年のiPhone 14シリーズと同様、スタンダードモデル(iPhone 15)は6.1インチ、大型スタンダードモデル(iPhone 15 Plus)は6.7インチとなっています。
また、Proモデル2機種についてもは6.1インチ(iPhone 15 Pro)、6.7インチ(iPhone 15 Pro Max)となるようです。

Proモデルには最新の「A17 Pro」というチップが採用されており、特にGPUの性能が向上したとのことです。
また、カメラの機能も色々と改善されています。

それ以外にも、新型Apple Watchの環境配慮を目的としたカーボンニュートラル化の発表が大きなトピックとなりました。

iPhone 15シリーズ

直接的な機能追加やアップデートではありませんが、XRの機能に関係する注目ポイントがあったので、ご紹介します。


出典:Apple

ARの処理性能が最新チップで向上

上述のとおり、今回のiPhone 15 Proモデルでは「A17 Pro」という最新のチップを搭載しています。
特にGPUの性能が向上したようで、Appleの発表動画では高い処理性能を求められるゲーム(バイオハザードシリーズなど)がプレイ可能になったり、既存のゲームアプリの応答時間が短くなったり、等のメリットが紹介されていました。

また、スタンダードモデルの方でも「A16 Bionic」という、昨年のiPhone 14 Proシリーズに搭載していたチップが採用されており、今回のモデルは全体的に処理性能が高くなったといえるでしょう。

AR、XRのアプリは演算処理が非常に多く、安定した動作をする為にはマシンパワーがとても重要になります。
処理性能の低い端末だと、処理の待ち時間が長くなってしまったり、途中でアプリが落ちてしまったりと、色々と不具合が起こりやすくなります。

今回のiPhone 15シリーズであれば、既存の機種よりも高速で処理を行うことができ、速い、かつ安定したアプリの動作が期待できるのではないかと思います。

iPhone 15 ProモデルはLiDARスキャナを引き続き搭載

iPhone 12 Proモデルから搭載されていたLiDARスキャナが、今回のiPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxにも引き続き搭載されました。

LiDARはARを利用する際の認識速度、認識精度ともに大きな影響を与えるので、今回のシリーズにも搭載されたのは良かったと思います。

スタンダードモデルはLiDARスキャナ搭載なし

ただし、未だスタンダードモデルにはLiDARスキャナは搭載されていないようです。

ARのアプリをより身近に使ってもらうため、ぜひスタンダードモデルにもLiDARを搭載してほしい、と数年前から心待ちにしているのですが、ここは次回の新モデルに期待したいところです。

Vision Pro向けの「Spatial Video(空間ビデオ)」の撮影が可能

2023年6月に発表されたAppleのXRデバイス(Appleは「空間コンピューティング」と表現している)「Vision Pro」向けの機能「Spatial Video(空間ビデオ)」というものを発表しました。
これは、iPhone 15 Proモデルのメインカメラと超広角カメラを組み合わせ、「3次元のビデオ」を撮影できるという機能のようです。

発表動画を見る限り、3次元のビデオがどんなもので、どのように活用できるのか、などについては不明な点も多いですが、Vision Proで扱える動画ということであればXR(特にVR)の分野で活用できる可能性があります。

当機能は「年内に利用可能」との発表なので、これについては今後の最新情報に期待できるかもしれません。

エム・ソフトはXR技術に携わる立場の視点から、Vision Proについて解説した記事を書いています。
もしよろしければそちらもご覧ください。

Appleが発表したARデバイス「Vision Pro」の注目ポイントをXRアプリ開発会社の視点から解説します

その他新製品について

Apple Watchなど、その他新製品については、AR、XRに関連する新機能はありませんでした。

今回の発表ではiPadの新製品はなかったので次回のiPadの発表に期待したいところです。

まとめ

今回の新製品については、AR、XRに関係する直接的なトピックはありませんでした。

ただし、Vision Pro向けの空間ビデオ撮影機能が、XRのビジネス活用に役立てられる可能性はありますので、引き続きAppleの情報、動向をチェックしていこうと思います。
注目トピックは今後も発信していきますので、ぜひ楽しみにしてください。

エム・ソフトでは、iOSのVR、ARアプリ製品の開発、また点群を使ったアプリ等の開発を行っています。
これらの技術を活用したアプリケーション開発のご相談や、各種デモ・事例紹介のご依頼など、お気軽にご相談下さい。

詳しくは、エム・ソフトのウェブサイトで。

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