つないで省エネ!設備、家電のネット接続方式を統一
2011年3月21日

今回の建設IT注目情報 ~NTT、NEC、OKI、富士通、三菱電機「ICTを用いた環境負荷低減実証実験」~

 住宅内のエアコンや照明などの設備を家庭内LANで接続し、外出先から携帯電話などでスイッチのオンオフなどを行えるサービスが複数の企業から提供されています。照明の消し忘れなどを防ぎ、省エネを実践するのには便利ですね。

 一方、「インターフェース」とよばれる通信・制御方式が各社によって異なるため、こうした遠隔制御や監視などのサービスを利用するに際しては、すべての機器を同じメーカーの製品で統一する必要があったり、前から持っている家電製品はこのシステムで制御できなかったりという使い勝手の悪さもありました。

 メーカー間で機器の通信や制御方法を標準化すれば、こうした使い勝手の悪さは解消されます。標準化によって設備の共通化・低廉化が図りやすくなるため、新規参入が容易になります。そうなれば、企業間競争によりサービスの提供価格も下がりそうです。サービスが安価で提供されることによって、消費者の省エネ行動が普及すれば、環境負荷も下がります。

 そこで、関連仕様の標準化を進めるため、大手通信・家電メーカー5社が「ICTを用いた環境負荷低減」の実証実験を行っています。

 参加企業はNTT、NEC、OKI、富士通、三菱電機の5社。学校や研究施設、ガソリンスタンド、住宅など全国数カ所の施設に取り付けたエアコンやテレビ、パソコンなどを各施設のLANに接続。さらに「ゲートウェイ」という装置からNGN(次世代ネットワーク)やフレッツ網というネットワークを通じて
 
共通のサーバーに接続
 
し、全国各地の機器の動作状況を確認したり、機器を遠隔操作したりする壮大な実験です。

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詳しくはケンプラッツの「イエイリ建設ITラボ」で

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