管理人のイエイリです。
建物の壁面に、ファサードのデザインとマッチした動画を映写し、音楽や効果音とともに楽しむ「プロジェクションマッピング」は、最近、各地で開催されて大人気を集めています。
昨年(2012年)12月には、新装オープンした東京駅の丸の内駅舎で「TOKYO HIKARI VISION」が行われました。あまりにも多くの人が集まりすぎたため、中止されたのは記憶に新しいですね。
レンガの壁面を彩るあの美しい映像ショーをもう一度、見たいと思う人は多いでしょう。そんな方に朗報です。
ナ、ナ、ナ、ナント、
手のひらで楽しめる
3Dプロジェクションマッピングシステム「ハコビジョン」が、来年(2014)年1月27日に発売されることになったのです。
バンダイが発売する3Dブロジェクションマッピング「ハコビジョン」(写真・資料:バンダイ。以下同じ) |
「ハコビジョン」の内容。商品はガムで、そのおまけという位置づけだ |
おもちゃメーカーのバンダイが発売する製品で、約8.5cm四方の箱にガム1個のほか、東京駅の壁面を3Dで再現した「フィギュア」と透明な「クリアプレート」が入っています。
使い方は箱の奥に東京駅の壁面をセットし、クリアプレートを斜め45°に立てかけます。そして箱の上に画面を下に向けたスマホを置いて、コンテンツ動画を再生するだけです。
箱の中にセットした東京駅の立体壁面とクリアプレート |
スマホでコンテンツ動画を再生し、箱の上に置くとプロジェクションマッピングがスタート |
すると、動画はクリアプレートによって手前に反射され、東京駅の
壁面にぴったり重なる
ように見えるという仕組みです。
様々に表情を変える東京駅 |
コンテンツ動画はインターネット上のサイトからダウンロードする仕組みで、横にあるQRコードをスマホで撮影すると動画にアクセスできるようになっています。バンダイは「ハコビジョン」の技術を特許出願中です。
YouTubeにアップされた試作品の動画は、実際に東京駅で行われた時の映像にそっくりです。また、来年1月の発売時には、今年10月に東京国立博物館で行われた「KARAKURI」バージョンも同時に発売されます。発売が楽しみですね。
YouTubeにアップされているプロモーション動画 |
2012年に東京駅丸の内駅舎で行われた実際の動画(YouTubeより) |