管理人のイエイリです。
USBは以前、パソコンと周辺機器を接続するケーブルというイメージがありましたが、最近はスマートフォンやタブレットへの充電など、電源供給にも多く使われています。
USBで供給される電圧は、5Vというのが相場でしたが、最近は給電性能もパワフルになっています。
この進化に着目した村田製作所と戸田建設は、USB3.1(Type-C)に対応した電源・通信システム機器を、国内では初めて、
ホテル「御宿野乃奈良」
に導入しました。(村田製作所のプレスリリースはこちら)
村田製作所が開発したUSB3.1対応の電力供給と情報通信を融合したシステムを、ホテルの部屋に“情報コンセント”として設置したものです。
2013年に発表された新規格「USB3.1」では、「USB Power Delivery」という機能を採用しており、電圧は最大20V、電流は最大で5Aを供給できます。すなわち、
ナ、ナ、ナ、ナント、
最大100Wの電力
を供給することができるのです。
また、通信速度も向上しており、USB3.0の2倍となる10Gbpsとなっています。そして双方向の電力給電や、様々な規格の信号に対応しています。
これだけの電力が供給できるなら、スマホやタブレットだけでなく、ノートパソコンの充電にも使えますね。iPhoneなどで採用されているあの小さなコネクターが、これだけのパワーを秘めているとは驚きました。
今後はオフィスや家庭のIoT(モノのインターネット)インフラとしても、活躍しそうですね。
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