Revitとも直結!オートデスクが熱流体解析ソフトを発売
2011年8月2日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)や3次元CADで、省エネ性に優れた建物を設計する際、風通しや建物周囲の気流、熱の移動などを解析するのに有効なのが熱流体解析(CFD)ソフトです。

BIM対応の意匠設計CADソフトを販売しているベンダーでは、これまでCFD解析についてはデータ交換機能により、他社のソフトと連携することが主流でした。

ところがBIMソフトの巨人、オートデスクは昨日(8/1)、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

自社製のCFDソフト

 

Autodesk Simulation CFD 2012」を発売したのです。

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Autodesk Simulation CFD 2012のウェブサイト(資料:オートデスク。以下同じ)

同社の機械設計用CAD「Autodesk Inventor」やダッソー・システムズの「CATIA」など、機械設計分野で使われている主要な3次元CADとシームレスに連動し、各CAD上からワンクリックでCFD用の解析モデルを「Simulation CFD」に転送できます。

その後、解析用メッシュの自動生成や、流れ・熱・発熱などの解析、解析結果の比較など一連の作業を行えます。

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CFD解析の流れ

その応用分野は機械にとどまらず、バルブや配管などの設備機器、データセンターの省エネ空調、ソーラーパネルのレイアウトなど、建築や設備分野でも幅広く活用できるようです。

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Simulation CFDの適用事例

製品ラインアップには、スタンダード版となる「Simulation CFD 2012」(税込み138万750円)、圧縮性流体や非定常流れなどを扱える「Simulation CFD Advanced 2012」(同198万9750円)、機械との連成解析などが行える「Simulation CFD Motion 2012」(税込み275万6250円)などがあります。

ちなみに、対応する3次元CADには、

 

Autodesk Revitも含まれる

 

ので、BIMソフトとしても大いに活用できそうですね。

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対応する3次元CADや各製品ラインアップの機能比較

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