管理人のイエイリです。
最近、全国の支店を結ぶテレビ会議システムを備えた会社が多くなりました。また、スカイプなどを使って支店と現場を結んでテレビ会議を行っている会社もあります。
一方、ツイッターやフェースブックなどのSNSも、社内外との連絡ツールとして使われている例は多そうですね。
こうしたネット社会の流れを受けて、テレビ会議と文字による情報交換を合体させ、簡単に使えるバーチャル会議システム「BOXMEETING」がこのほど登場しました。
開発したのは、
ナ、ナ、ナ、ナント、
福岡の内装工事会社
であるデザイン見聞録なのです!
バーチャル会議システム「BOXMEETING」のウェブサイト。5人で会議できるスタンダードプランの場合の利用料は月額1万9980円。(資料:デザイン見聞録) |
必要なものはインターネットにつながったパソコンとウェブカメラ、そしてマイク付きのヘッドセットくらいです。
BOXMEETING上に設けられた自社用アドレスにアクセスすると、会議に参加するメンバーの枠が5人分(スタンダードプランの場合)ありますので、空いている枠の下にある「参加する」ボタンをクリックすると、会議に参加できます。
この間、IDやパスワードなど、面倒なものを入力する必要はありません。気軽に会議が始められるところが、いいですね。
バーチャル会議参加中の状況 |
空いている枠の下にある「参加する」のボタンをクリックするだけで参加できる |
また、会議中、チャットもできます。会議終了時に、このチャット内容を各参加者にメールで送信できますので、議事録をあらためて作成する必要はありません。
チャットの内容は議事録として会議終了時に各メンバーに送信できる |
一方、テレビ会議ならではの心配りも感じられる設計になっています。「参加する」ボタンを押したあと、自分の名前や所属を入れる画面に自分の映像が映ります。
しかし、この段階ではまだ他のメンバーには、自分の姿は見られません。
髪型や背景を確認
し、ヘンなものが映っていないかどうかを確かめてから「配信開始」ボタンを押すと、ようやく他のメンバーにも見られるようになるのです。
髪型や背景を確認(左)してから、「配信開始」ボタンをクリック(右)を押すと他のメンバーにも自分の姿が見られるようになる |
このシステムを開発したデザイン見聞録は、情報化の進展でメールやデータのやりとりによる確認作業は容易になった一方、現場と事務所、本社や支店などとの拠点間でのコミュニケーションが薄れていきつつあることを危ぶんでいました。
ユーザー自身が、自分たちのニーズに沿って開発したシステムというわけです。今回のBOXMEETINGは、「ガテン×IT」ツール第一弾として開発したそうです。今後も現場のニーズに密着したシステムが次々と登場することを期待したいですね。