管理人のイエイリです。
2015年にMetaMoJi(本社:東京都港区)が発売したクラウド型施工管理アプリ「eYACHO」は、当初、紙の野帳をiPadに置き換えるペーパーレス化を目指して開発されました。
発売から10年の2025年9月上旬、最新バージョンの「eYACHO 7」が発売されることになり、7月24日に記者説明会がMetaMoJiの本社で開催されました。
このアプリはスーパーゼネコンの大林組と共同開発したため、ゼネコンが求める機能が先行して搭載されました。(詳しくは2016年5月30日のサクセスストーリーを参照)
そのため、当初はゼネコンのユーザーが圧倒的に多かったのですが、2024年度のユーザー数は、
ナ、ナ、ナ、ナント、
サブコンなどが3分の2
を占めるまでに急増し、ゼネコンを逆転してしまったのです。
これも、時間外労働時間に上限が設けられた「建設業の2024年問題」が影響しているのかもしれませんね。
サブコンの利用が増えたことで、新バージョンには「工事写真管理機能」が搭載されることになりました。
最近では珍しくない機能ですが、eYACHOをきっかけに施工管理のIT化やクラウド化に乗り出す中小建設会社からの「eYACHOだけで施工管理をやりたい」という要望に応えて、遅まきながらこの機能が搭載されることになりました。
中小建設業には社内のIT化をサポートする部署がないことも多いため、従来のオンラインマニュアルに「AIヘルプ機能」を加えることで、必要な操作方法をAIが直接案内してくれるようにしました。
また、移動のムダや操作のひと手間をなくし生産性を向上させる機能としては、USBカメラとの連携やデジタルサイネージとの連携機能が加わりました。
そして、現場の最前線でデータと向き合うサブコン向けに、様々な計測機器のデータをeYACHOに直接取り込める
「BLuE」連携機能
も搭載されました。
「BLuE」とは関電工(本社:東京都港区)の測定記録支援システムで、各社の様々な計測機器と対応しています。
eYACHOはBLuEの機能を活用することで、多くの計測機器のデータを直接取り込めるようになり、現場での入力ミスや帳票作成の時間を大幅に削減できるようになります。
「eYACHO」の新機能やゼネコン・サブコンなどでの活用事例については、2025年7月31日(木)~8月1日(金)にオンライン開催される「MetaMoJi Days 2025」で紹介されます。eYACHOで建設DX(デジタル・トランスフォーメーション)に乗り出したい企業の方は、参加してみてはいかがでしょうか。

























