管理人のイエイリです。
現場の点群データを扱うためには、大容量のメモリーや高速なグラフィックボード、そして高性能なCPUを搭載したハイスペックで高価なパソコンやワークステーションが使われます。
しかし、点群データをデザインの確認や施工管理などに、現場で活用したい関係者は、もっと軽快な端末で使えると助かりますね。
そんなユーザーの要望に応えて、ニコン・トリンブルはクラウドソリューション「ポイントクラウドビュー」を発売しました。
大容量の点群データをインターネットに接続した低スペックのパソコンのほか、
ナ、ナ、ナ、ナント、
スマートフォンやタブレット
でも、手軽に共有・表示できるのです。(ニコン・トリンブルのプレスリリースはこちら)
「ポイントクラウドビュー」は、同社が10年以上にわたって提供しているクラウドサービス「Trimble Connect web」の拡張機能として開発されました。
これまではBIM/CIMモデルや図面、書類などの共有に使われてきました。今回、点群データが加わったことで、クラウド上で、同じ座標系の点群データと3D設計データを重ねて表示できるようになりました。
また、点群計測した測点ごとに写真をつなぎ合わせたパノラマ画像も、点群データと同時に表示できるため、オフィスにいる関係者も現場に行ったような感覚で現場を確認することができます。
また、点群データを点群処理ソフト「Trimble Business Center」からクラウドにアップロードすると、
マップ上に点群の計測範囲
を自動表示できるので、複数の計測地点を効率的かつ視覚的に管理できます。
点群やBIM/CIMモデルを、スマホなどで現場に持ち出して使えると、3Dによる出来形管理や進捗管理がますます行いやすくなりますね。