鉄建建設が3Dスキャナーを“普段使い”へ! ハンディ、四足ロボ、360度ドローンを検討
2025年8月28日

管理人のイエイリです。

2020年に発売されたiPhone12Proに、3D点群計測が行える「LiDAR」が搭載されました。それをきっかけに、3Dスキャンの敷居が下がり、建設現場でも点群計測が急速に広まってきました。

一方、スマホによる3D計測は、SNSなどの情報に敏感な人などにとどまり、まだまだ一般的ではないという側面もあります。

そこで鉄建建設は、低コストで手軽に使えるハンディー3Dスキャナーや、四足歩行ロボット、360度カメラ搭載ドローンによる3D点群を、

ナ、ナ、ナ、ナント、

 

中小規模の現場

 

でも、“普段使い”できるようにするための実証実験を開始したのです。(鉄建建設のプレスリリースはこちら

鉄建建設の建設技術総合センター内にある軌道再現施設で行われたスキャニングの実証実験。線路上に置かれた黄色いケースは、スキャニングの始点と終点の目印として使用した(以下の写真、資料:鉄建建設)

鉄建建設の建設技術総合センター内にある軌道再現施設で行われたスキャニングの実証実験。線路上に置かれた黄色いケースは、スキャニングの始点と終点の目印として使用した(以下の写真、資料:鉄建建設)

実験に使用したハンディー3Dスキャナー

実験に使用したハンディー3Dスキャナー

今回、開始した実験では、千葉県成田市にある同社の建設技術総合センター内にある軌道再現施設や地下空間施設を使用し、3Dハンディースキャナーを用いて機械の性能確認や取得したデータの活用検討などを行いました。

実験には光洋機械産業(本社:大阪市)とアイ・ロボティクス(本社:東京都千代田区)が技術協力を行いました。

ハンディー3Dスキャナーで計測したホーム周辺の点群データ

ハンディー3Dスキャナーで計測したホーム周辺の点群データ

点群データだと架線やホームドアの様子などをいろいろな角度から見ることができる

点群データだと架線やホームドアの様子などをいろいろな角度から見ることができる

実証実験の結果、(1)3Dハンディースキャナーは中小現場の限られた予算でも運用できること、(2)屋内外の施設で高精度な点群計測が可能であること、(3)歩行速度や機器を水平に保つことに気を付ければ同じ品質の3Dデータが取得できることがわかりました。

地下空間施設のスキャニング風景

地下空間施設のスキャニング風景

屋外の建物から、屋内の地下空間まで、スキャニングしたルートを丸ごと可視化した例

屋外の建物から、屋内の地下空間まで、スキャニングしたルートを丸ごと可視化した例

また、取得したデータを施工計画や品質管理に活用することで、

 

現場全体の業務プロセス

 

が改善できることも確認できました。

今回の実験結果は鉄建建設の社内でフィードバックされ、各部門が進めているDX(デジタルトランスフォーメーション)と合わせて、現場での運用フロー構築に進む予定です。

また、今後も引き続き光洋機械産業、アイ・ロボティクスと連携して、3Dハンディースキャナーのほか四足歩行ロボットや360度カメラ搭載ドローンを、様々な現場における3Dデータ活用方法を検討していくとのことです。

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