BIMobjectサイトに日本の設備BIMデータが登場! 荏原製作所がポンプやファンを公開
2025年9月22日

管理人のイエイリです。

BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用した設計に欠かせないのが、実際に市販されている製品のBIMデータです。

世界中の建材や設備のBIMデータを集めるプラットフォーム「BIMobject」を覗いてみると、欧米メーカーの製品が目立ち、「日本製は少ないな」と思った方も多いのではないでしょうか。

「BIMobject」の人気急上昇コーナー。日本で利用可能な製品でフィルタリングしたらこんなBIMデータが表示された(以下の資料:BIMobjectより)

「BIMobject」の人気急上昇コーナー。日本で利用可能な製品でフィルタリングしたらこんなBIMデータが表示された(以下の資料:BIMobjectより)

ところが最近、そこに“日本的なラインアップ”が増えてきました。サイト内の「人気急上昇」というコーナーを覗いてみると、建設機械や建築金具に混じって、

ナ、ナ、ナ、ナント、

荏原製作所のポンプ

やファンが“ランクイン”していたのです。(野原グループのプレスリリースはこちら

BIMobject内に開設された荏原製作所製の空調設備用ポンプのコーナーとBIMデータ

BIMobject内に開設された荏原製作所製の空調設備用ポンプのコーナーとBIMデータ

今回、日本国内向けに公開されたのはポンプ・送風機の13機種、合計80点のBIMオブジェクトで、冷温水ポンプや冷却水ポンプ、シロッコファンといった建築設備に欠かせない製品群が並びます。

BIMobjectには荏原製作所専用ページが開設され、サイトからダウンロードできる同社のBIMデータの一覧が掲載されています。これらのデータは、サイト内の「配管」カテゴリーに分類されています。

対応ソフトはAutodesk Revitで、これらのBIMデータはサイトに登録すると無料でダウンロード可能です。

荏原製作所が作成したファミリ(Revit用BIMデータ)であるため、設計者はBIMモデル上で正確な製品選定が可能です。公開された13機種から展開されるタイプバリエーションは実に2413種類にのぼり、実務に使える幅広さを備えています。

BIMobjectの「配管・ポンプ」カテゴリーに分類されている

BIMobjectの「配管・ポンプ」カテゴリーに分類されている

ここで注目すべきは、単なる形状モデルではなく、揚程や使用圧力、材質や寸法といったポンプ選定に不可欠な

詳細な仕様データ

が盛り込まれていることです。

FS型片吸い込み渦巻ポンプのBIMデータ

FS型片吸い込み渦巻ポンプのBIMデータ

仕様のラベルをクリックすると詳細な仕様データが記載されている

仕様のラベルをクリックすると詳細な仕様データが記載されている

日本国内では意匠設計に比べて、設備分野のBIM導入率はまだまだ低いのが現状です。国土交通省の調査結果によると2022年12月時点で、意匠設計のBIM導入率が64.1%だったのに対し、設備設計は35.9%とどまっています。

今回、荏原製作所のポンプや送風機といった設備機器のBIMデータの提供が始まったことで、設備BIM普及の後押しとなりそうです。

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