管理人のイエイリです。
BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)を活用した設計に欠かせないのが、実際に市販されている製品のBIMデータです。
世界中の建材や設備のBIMデータを集めるプラットフォーム「BIMobject」を覗いてみると、欧米メーカーの製品が目立ち、「日本製は少ないな」と思った方も多いのではないでしょうか。
ところが最近、そこに“日本的なラインアップ”が増えてきました。サイト内の「人気急上昇」というコーナーを覗いてみると、建設機械や建築金具に混じって、
ナ、ナ、ナ、ナント、
荏原製作所のポンプ
やファンが“ランクイン”していたのです。(野原グループのプレスリリースはこちら)
今回、日本国内向けに公開されたのはポンプ・送風機の13機種、合計80点のBIMオブジェクトで、冷温水ポンプや冷却水ポンプ、シロッコファンといった建築設備に欠かせない製品群が並びます。
BIMobjectには荏原製作所専用ページが開設され、サイトからダウンロードできる同社のBIMデータの一覧が掲載されています。これらのデータは、サイト内の「配管」カテゴリーに分類されています。
対応ソフトはAutodesk Revitで、これらのBIMデータはサイトに登録すると無料でダウンロード可能です。
荏原製作所が作成したファミリ(Revit用BIMデータ)であるため、設計者はBIMモデル上で正確な製品選定が可能です。公開された13機種から展開されるタイプバリエーションは実に2413種類にのぼり、実務に使える幅広さを備えています。
ここで注目すべきは、単なる形状モデルではなく、揚程や使用圧力、材質や寸法といったポンプ選定に不可欠な
詳細な仕様データ
が盛り込まれていることです。
日本国内では意匠設計に比べて、設備分野のBIM導入率はまだまだ低いのが現状です。国土交通省の調査結果によると2022年12月時点で、意匠設計のBIM導入率が64.1%だったのに対し、設備設計は35.9%とどまっています。
今回、荏原製作所のポンプや送風機といった設備機器のBIMデータの提供が始まったことで、設備BIM普及の後押しとなりそうです。






















