管理人のイエイリです。
関西には香川県丸亀市に本拠を置く先端三次元研究会(通称:3Dファン倶楽部)と、大阪に本拠を置くBIM LABOという、3D、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)をテーマのユーザーによる構成された強力な団体があります。
ただでさえパワフルな両団体は、さらに“大同団結”し、11月10日(土)に一大イベントを大阪で開催することになりました。
その名も「大収穫祭 -秋の人(あきのじん)- ~関西から3D・BIMを盛り上げよう~」というものです。このイベントのために、わざわざ「akinojin.com」というドメイン名まで取得しているのですから、気合の入れ方が違いますね。
そして驚くべきはその規模です。
ナ、ナ、ナ、ナント、
中央工学校OSAKA1号館
を借り切って、行われるのです。
10月24日、東京都内で開催されたある会議でこのイベントのPRを行った中央工学校 OSAKA 教務次長兼建築系学科長の平上秀明さん(写真:家入龍太。以下同じ) |
チラシの裏側にびっしりと書かれたプログラム。テーマの数は31にも上る |
校舎を借り切って開催されるだけに、プログラムに書かれたセッションの数は31にも上ります。
それぞれ対象者の「レベル」も記載されていますが、ほとんどは「入門」または「初級」で、3次元設計やBIMの入門者を対象としたイベントであることがわかります。
ユーザー団体ならではのコンテンツとして特筆されるのは「BIMアプリどれが使える? BIMアプリ4種類を実演」というセッションです。
BIM界でよく使われているRevit、ArchiCAD、Vectorworks、GLOOBEで、各ベンダーが同じ建物をテーマにして、どうモデルや図面を作っていくのかを、ユーザーの前で実演するという、ベンダーさんにとっては超プレッシャーのかかる企画です。
こんな企画を実現させるとは、さすが関西のBIMユーザーパワーですね。
このほか、「BIMの将来と可能性」という田上圭一さんのキーノート・スピーチや、ベテランBIMインストラクターの小林美砂子さんがやさしく教える「初心者でも大丈夫!Revit&BIM体験 (*^^)v」などもあります。
極めつけは、なんと言っても、今年9月26日~30日に開催されたBIM仮想コンペ「Build Live Chiba 2012」に初めて高校生として参加した、
大阪市立都島工業高校
のチーム「よんすけ」のメンバーが講演する「特別報告 高校生初!BLCに参加して」でしょう。
私の周辺でも、このイベントに東京から参加するという人が何人もいました。参加費はたったの1000円(学生証を提示した学生は無料)とのことですから、都合のつく方はぜひ参加してみてください。セミナープログラムの詳細、参加申し込みはここからどうぞ!
また、10日の終了後は交流会(参加費4500円)が開かれ、続く11日にはディープな大阪の街を堪能する街歩きイベント「大阪、まちぶらーり。」も開催されますよ。